「きつねそば」 神山 (東京・渋谷)
蒐集:2024年11月20日
価格:1500円+大盛り300円
高級店の十割蕎麦は価格にふさわしい美味!
気になっていたのに未訪問だったお店へ。NHKの近くで、芸能人の接待にも使えそうな「神山」です。
閉店間際の遅いランチだったので、お店を独占状態でした。
鴨南蛮を食べたかったけど、これ平日のランチに払える値段じゃないですね(笑)
というわけで、「きつねそば」をいただきました。おしゃれですねー。
お揚げに、柚子皮がポンと載っただけのシンプルなスタイル。これは自信の表れでしょうか。
お揚げ、甘めの味付けでしみしみで美味しいです。
関西風の薄味のつゆ。正直いうと、ワタクシは関東の真っ黒なつゆよりこっちの方が好みなんです。しみるー、出汁でてるー。いくらでも飲めます。
そしてなんといってもこの十割蕎麦。想像をはるかに超えた美味しさでした。十割って熱いつゆだとヘタレる印象でしたが全くそんなことはなく、食感ばっちり。そして蕎麦の風味もしっかり感じます。うまいなー。
突き出しというか蕎麦前というか、卵豆腐?ともやしのナムルでした。
そしていい塩梅で蕎麦湯がやってきます。おーこれもおしゃれな急須ですね。
なぜ温かい蕎麦なのにそばつゆがついてくるのかと思ったら、これ蕎麦湯専用なんですね。凝っています。
で、そこに蕎麦湯をそそぐと……うまーーーー!!!これ、普通の蕎麦湯の濃度じゃありませんね。激しく濃厚で味わい深い。蕎麦湯の概念が変わるほどで、一つの料理として成立していますね。
いやーよかった。最初はこれ一つでカップ麺のきつねそば10個分と考えると微妙な気分になりましたが、そんな気持ちは吹っ飛びましたね。素晴らしい蕎麦体験。ごちそうさまでした。