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50代から始める自転車のすすめ2
自転車の買い方
スポーツサイクルを購入するには、主に2つの方法があります。
①ネットでの購入
②近所のスポーツサイクル専門店(個人店)
考えて欲しいのは「何年乗るのか」です。
メーカーは、3〜5年スパンで製品をリニューアルしており「壊れたから直したい」時、個人では手に入らない場合があります。
代替え品でまかなえられれば問題ないのですが、年数が経てば経つほど厳しくなります。あなたが今50代で、75歳(25年)を目標とした場合。
今買った自転車のパーツは、おそらく15年後には生産していません。
こんな時に助けてくれるのが、近所のスポーツサイクル店なのです。
因みに私の自転車は、何度も近所のスポーツサイクル店(店長)に助けていただいております。もう、20年近い付き合いなので「なんとかして〜」を叶えてくれるのです。
自転車を売りたいメーカーと冷めるユーザー
自転車なんて、数少ないパーツからできているから、変わらないんじゃないの。
そんな風に考えられる方多いと思います。
かく言う私もその1人でした。
ところが、メーカーは手を変え品を変え、いろいろなところを変えてきました。
•マウンテンバイクの場合
2000年当初、ゲイリーフィッシャーを代表とする王道の26インチサイズがマウンテンバイクとされていました。
ところが、29インチの方がレースで有利と言われる様になり、こぞって変わっていきました。そんなトレンドも、今では27.5インチが主流です。
コロコロと変わるマウンテンバイクトレンドに、霹靂としたユーザーは減っていき今ではニッチな自転車状態と成り果てたのです。
自転車の大きさが変わると、ホイールやタイヤも変わります。
それ以外にも、クイックリリースからスルーアクスルに変わり(ホイールを固定しているシャフト部分)、ギヤもフロント3段•リヤ9段が、フロントシングル•リヤ12段に変わっていく始末。
先日、久しぶりに峠の下りで転んでしまい、リヤのギヤを壊してしまいお店に行くと「もう売ってないんですよ」と。
ここで発動したのが「店長なんとかして〜」です。
最終的には、店長の持っている蔵出しを特別に提供していただきました。
長く乗りたいユーザーと、どんどん買い替えて欲しいメーカー、ここの架け橋となっているのが個人経営のスポーツサイクル店なのです。
当然、ネット販売なんかには太刀打ちできるわけなく定価販売に近い価格です。
そんな瑣末なことより、これから20年先も経営を続けられる様少しでも協力してあげたい気持ちの方が大切だと私は思っております。
•ロードバイクの場合
興味が無いので、細かいことは分かりませんが、代表的な変更として、リムブレーキからディスクブレーキへの変更が挙げられます。
ブレーキシステムが変更されるとフレーム、ホイール、当然ブレーキも変更しなければならず、結果買い替えを余儀なくされてしまいます。
ロードバイクは高級志向な乗り物なので、フレーム、ホイール共にカーボンだったりすると50万くらいは軽く超えてきます。
マウンテンバイクブームの時と同じ道を辿っているとしか言えませんね。
きっとメーカーはリムブレーキの生産を終了していくと思います。
良い自転車屋さんの見つけ方
一番は、自転車乗りに聞くことだけど、無理ならフィーリングだと思います。
何回か訪れて少しでもいいから話をする。
素人を小馬鹿にするような話し方なんてのは問題外。
「いらっしゃいませ」が無いのも問題外。
お客様との距離感を大切に、それでいて自転車に対する熱い想いがちょっとだけ漏れ出てる感じの店長だったら最高。
こんな感じで、自分流にルールを決めて話をしてみてください。
最初は、具体的な自転車決める必要なんてありません。
ちょっとだけ、自分がやりたい自転車のことを話して、店長と決めていけば良いのです。
信じられるお店は、きっと見つかると思います。
最後に
仕事で鬱っぽくなった時、自転車に救われました。
自転車に乗ってなければ、休日家から出ることなく日がな一日ぼーっと過ごしていただろう。自転車があったから、身体を動かしてストレス発散ができ、症状が悪化しなかった。この時に感じたのが「趣味って大切なことだな」ってことです。
稜線から登る朝日を見ながら、今日の目的地までペダルを回す。
新鮮な空気を力一杯吸い込んでパァーッと吐き出す。
たったこれだけの繰り返しが心をフラットにしてくれる。
そして、視線を下に下げると愛機が朝日に照らされてキラキラと輝いてる。
自転車って良いよ。