【新品】PIGINI Super Compact
【新品】PIGINI Super Compact
ボタン式コンバーターモデル。ダブルチャンバー装置も備えた贅沢なアコーディオンです。谷口楽器にある楽器の中で今一番値段の高いアコーディオンになります!(定価:¥1,617,000)
[右手側]
87ボタン(52音/E〜G)
HMMLリード(ダブル・チャンバー装置付)
スイッチ13+チンスイッチ4
[左手側]
スタンダードベース:114ベース(4セット)、スイッチ4+R
フリーベース:49音(E〜E)、リードML、スイッチ3+R
サイズ:幅41×奥行22(cm) 11.5kg
コンバーターシステムとは
スタンダードベースとフリーベースを切り替えるスイッチを備えているモデルにのことをいいます。一般的なアコーディオンのようにコードとベースボタンからなる「スタンダードベース」と、ボタン式アコーディオンの右手部分と左右対称配列の「フリーベース」を、スイッチひとつで切り替えられます。
↑この長いバーを押すと、フリーベースとスタンダードベースが切り替わります。このスペックで11.5kgというのは、かなり軽量化されているモデルといえます。
フリーベースの特徴
すべてのベース音が単音なので、バッハなどのポリフォニー(多声音楽)など主にクラシック音楽をアコーディオンで正確に演奏することが可能になります。また、ピアノ曲を編曲することなくそのままの楽譜で演奏することもでき、クラシック音楽のみならずジャズ等あらゆるジャンルで演奏の自由度が増します。
チンスイッチ
大型のアコーディオンは、音色切替のスイッチがチン(あご)の位置についているものもあります。これならば両手を使って弾いている最中にも容易に切替えが可能です。割り当てるチンスイッチの音色はオーダーの際にカスタムすることができます。
こちらは4つのチンスイッチが付いておりますが、私が見た中で一番多いのは「8個」ついているアコーディオンがありました。
これが一番安定する開き具合という・・・。これだけ太っちょな蛇腹ですと、押し引き一回でとても豊かな空気量を送ることができます。
楽器を支えるパーツのデザイン
楽器を置く際に下にくるパーツ、PIGINIの場合はゴム製でできています。入荷時期によりますが、今あるものはイタリアの国旗のデザインが入っています。目立たない部分ですがさりげなくてカワイイですね。
PIGINIの工場は他のメーカーに比べて機械化が進んでいるので、このように精密なコンバーターシステムを作るにおいてはとても有利だそうです。手作りの部分が多いものは個体差が出やすく、人件費の高騰により楽器全体の値段が上がってしまうこともある点はユーザーにとっては悩ましい問題です。機械化によりリーズナブルに仕上がることは非常に嬉しいポイントですね。
これからのアコーディオンユーザーの方々にも是非PIGINIの良さを知ってほしいです。