ナン付きダルバート?!地元の日本人に愛されるインドネパール料理店は予想の斜め上を行っていたよ@インドラ 三鷹店
みんなで作り上げていく
新世界
ダルバートって楽しいなって
最近改めて思います。
ナンカレーだとどこの店へ行っても
大体同じようなビジュアルですが
ダルバートは店によって形態がさまざま。
どのようなダルバートが出て来るか
行ってみるまで分かりません。
そんなダルバートですが
今回は今まで出会ったことのないような
ダルバートと遭遇しました。
インドラ 三鷹店
16年くらい前から営業している
インドネパール料理店です。
三鷹駅南口の繁華街から
少しそれた場所に掲げられた
ネパールとインドの国旗。
コンパクトなお店ですが
開放的で明るい雰囲気のお店です。
18時半ぐらいに行ったのですが
日本人客が何組かいるうえ、
宅配の注文がひっきりなしに入って
地元で人気のようです。
ネパール人男性2人がお出迎え。
2人ともバウン族。
接客係の方は日本語上手なうえ、
気さくで感じの良い人です。
メニューはそんなに多くありません。
インド料理の中にネパール料理が
ちょいちょいありますね。
モモやチョウメイン、
大根ピクルスなど
タンドール料理も充実
食べログで美味しいと評判の
ナンも数種類あり
サフランライスのほかビリヤニも。
お得なセットもいろいろあり
その中にネパールセットがありました。
ここではだいぶ前から
ネパールセットを提供しているそうなんですが
今ほどダルバートが知られていない時代
どんな存在だったのでしょうか。
ネパールセット
1420円
ふぁ!ダルバートに
ナンがついて来たっ!
メニューにナンのこと
全く書いてないのに・・
思わず店員さんに
「ダルバートにナンがつくんですか?」
と聞いてしまいました。
すると・・
「最初は付けていなかったのですが
お客さんに付けた方がいいと言われて
付けるようになりました」
とのこと。
地元ネパールではチャパティは食べるけど
日本で提供されているようなナンは
食べないんだそうで、実際にネパールで
食べているダルバートの写真まで
見せて説明してくれました。
本人たちも戸惑っているようですが
日本人客の要望に寄り添う姿勢は
なんだかいいものだなと思います。
(寄り添いすぎても
だめだとは思いますが)
もはや正解か不正解かなんて
どうでもよい...
ナンの次に驚いたのが
謎の山盛りの物体・・
「これは何ですか?」と聞いたら
「大根のピクルスです」とのこと。
ムラコアチャールがこんなにたくさん?!
とビックリしましたが一口食べて納得。
酸味はほとんどなくて食べやすい!
まるで筍にすりごまをまぶしているような
味わいでこれがなかなかの美味しさ。
一気食いしました。
横にアルダム(じゃがいものカレー)
が添えてあるのがまたうれしい。
ダルの粘度は極めて高い。
戸惑いましたが食べてみると美味しい!
実際のネパールのダルとは
違うかもしれませんが
これはこれで良いものだなと。
サグカレーやキーマカレーなど
様々な中から選べるカレーは
マトンカレーにしました。
激辛にしてもらったのですが
上に辛いソースが渦を巻いています。
玉ねぎかと思われる甘さがあって
激辛にしなければ甘いカレーだと推測。
肉は骨なしで程よい硬さ。
黄色く色付けされたライスは
ちょこんと小盛り。
食べログで評判が良かったナンは
ほんのり甘くてふかふかの中に
しっかりとした食感もあり。
まぁ美味しいのですが、
ナンをそんなに食べていないので
これが美味しいナンなのかどうかは
よくわかりませんでした。
ただ、一つ思ったのは
ムラコアチャールとナンは
合わなかったです。
それにサラダとパパドと
えびせんがついてきます。
メニューを見るとパパドかえびせんと
書いてありましたが
両方ついてきました。
ここのメニューにはタイ料理は
ないようなので、
わざわざダルバートの
ためにえびせんを揚げて
いるのかもしれません。
他店にはないきらりと光る
個性があって良いお店でした~
何より、地元の日本人に
愛されているというのが素晴らしい!
日本で長く異国の料理を続けていくには
そんな適応能力が必要なんだなと
しみじみ感じさせられました。
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いろんな意見を聞いて
作り上げられていく新世界
店は店主のひとりよがりではいけない
お客さんと共に作り歩んでいくもの
優しさと優しさが交われば
戦争なんて起こらないよね
他国の風習に寄り添って
三鷹駅南口から徒歩5分
インドラ 三鷹店
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