【世界のスープ】ネパール・未知のアランクスープを体験したよ@MAMAGHAR アジアンダイニングバー
マッマとの思い出を
いつか話せたら
「スープとイデオロギー」
という映画が公開されています。
在日コリアン2世のヤン ヨンヒ監督が、
韓国現代史最大のタブーとされる
「済州4・3事件」を体験した母を
主役に撮りあげたドキュメンタリー。
その公開を記念して
(勝手に)世界のスープ料理を
探求しています。
第8回の今回は
ネパールのスープをセレクト。
MAMAGHAR
アジアンダイニングバー
2021年1月7日
ネパール料理が日本人にだいぶ
浸透してきた今日この頃。
だいたいどこのネパール料理店も
似たようなメニュー構成だな
珍しいネパール料理が食べたいな~
と思っていたところ
ツイッターで知らない料理が
流れてきました。
アランクスープ!?
はじめて聞くスープです。
というわけで行ってきました。
川崎駅すぐの飲食店が
沢山入るビルの一階。
居酒屋が目立っていますが
左横に小さくネパール料理店の
入り口があります。
ネパールの絵画や花で装飾された
階段を降りて行くと
別世界が待っていました。
壁画があり
オブジェがあり
そこはもうネパール!
まだ若いネパール人女性が
オーダーを取りに来てくれました。
ホール担当がライ族、
料理はグルン族とタカリ族の
マッマが担当しているようです。
ネパール好きの間では
タカリとグルンの料理は
美味しいと言われているので
これは期待が持てます!
メニューをひらくと
ザ・ネパールな料理が並びます。
チョイラ、セクワ、
サデコにバラ
一応カレーとナンもありますが
ほんの少しで
ほぼネパール料理というのは
ネパール料理好き
としては嬉しいです。
ダルバートセットは550円で
食べられるのも嬉しい~
そんな中、珍しい料理が
アランクスープ?!
じょいっこはかなりの数の
ネパール料理店へ行ってますが
これは初めてみました。
アランクスープ
900円
ふぁ~!謎のスープがでてきました。
大きな器に入ったスープの横には
ティムルコチョップが付いています。
ひと口スープを飲むと
ふぁ・・沁みる。
予想よりとろみはなくて
白濁の奥行のある旨味。
じわじわと美味しさがこみ上げてきます。
派手さはないですが
地味においしいってやつ。
具材は青菜、にんじん、大根、
パクチーなどの野菜の他に
茶色い練り物が入っています。
そば粉を練って固めた物の
ようなのでいわゆるディド。
日本で言う所のすいとんの
ようなかんじです。
それに小さく刻まれたスクティ
噛みしめると美味しい~
スープの味に飽きてきたら
ネパールの山椒
ティムルコチョップを入れて
味変を楽しみます。
スープが一気に華やかな香りに!
ライス
300円
スープだけで帰ろうと思ったのですが
ちょっと物足りなくてごはんも追加。
少な目にしてもらったのですが
結構多いですね。
長粒と短粒のミックスかな?
グンドゥルック
バトマスサデコ
450円
じょいっこの好物
ネパールの無塩発酵青菜の
グンドゥルックと大豆の
和え物です。
グンドゥルックの酸味と
豆のカリカリアクセントが
最高の酒のアテ
なのですが・・
今回はごはんに乗せて
スープをかけていただくと
めちゃめちゃおいしい~!!
よそ行きのごはんではありませんが
肩ひじ張らない家で食べるような
ごはんのような感じ。
本当はダイエット中なので
ごはんは少し残しちゃおうかな
なんて思ってたのですが
一気に食べてしまいました。
ネパール料理店の画一化を
感じていた昨今、
他では食べられない料理と
出会えて感無量でした。
タカリとグルンのシェフなので
ここなら珍しい黒いダルや
グルンロティも食べられる
かもしれない。
ここは堀りがいのあるお店だと
感じました。
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じょい本第2弾の
「ナンとカレーと時々孤独」
は渋谷にあるSPBSで販売しています。
映画「スープとイデオロギー」
を見て、年老いたマッマとの
時間を大切にしなければと思い
母娘2人で旅行に行った
いつかマッマが
夜空の星になっても
たくさんの思い出が話せるように
「ママがね...」
京急川崎駅から徒歩2分
アジアンダイニングバー
MAMAGHAR
(ママガル)