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【PTA】会費を集金したら会員が増えた話
どうも、イリエモンです。
いままでPTA活動をしたことがないのに、今年度から都内の公立中学校でPTA会長をしています。
PTAのアレコレをこのnoteで報告します。
夏休みに入る前の話ですが、PTAの年会費を集金しました。
そうしたら、年度の頭に加入届を出していない保護者や、非加入と届けた親からも会費の納付がありまして会員が数十人増えましたという話です。
前提①:今年のPTAの加入/非加入の表明のしかた
イリエモンのPTAでは今回から「在校生全員に今年度はPTAに加入するか」を聞くことにしました。
4月の学校始まってすぐに、オンラインの回答フォームにつながるQRコードが入った紙のお知らせをつくり、全校生徒へ配ってもらいました。
オンラインフォームはPTAへの加入/非加入と、委員の希望を記入するものです。
4月下旬のオンラインフォームの締切時点の加入率は66%でした。これは保護者世帯のみの値です。
その後、オンラインフォームの締切を延長したり、委員の選出や質問対応ので個別に保護者とやりとりする中で何人か加入いただき、集金前の加入率は77%になりました。
そして集金時にさらに多くの保護者が会費を払ってくれまして、念のため連絡して確認するとほぼ全員が加入していただけました。
最終的な加入率は86%になりました。
前提②:集金の方法
イリエモンのPTAがどのように集金しているかと言いますと、集金日に保護者が生徒に現金を持たせてもらい、役員と委員が教室前で受け取っています。
この集金方法は、まったくもってアナログで昨年までのやり方と変えていません。
具体的には、事前に集金日や方法などのお知らせと集金用封筒を学校経由で配り、一斉メール配信などで集金日を再周知しながら集金当日を迎えます。
本題:集金時に会員が増えた理由
集金時に会員が増えた理由、つまり加入していない保護者が会費を払っていただけた理由は、単純に「入会していると思っていて会費を払った」「ついうっかり払ってしまった」でした。
今年から在校生全員に今年度はPTAに加入するかを聞くようにしましたが、在校生で継続入会の意思はあったが、オンラインでの入会届を出す必要がある思っていない方が多かったです。
あくまで推測ですが、オンラインフォームは委員の希望アンケートも一緒になっていたので、PTAには加入してもいいけど委員をやる/やらないについて回答したくない会員もあったのかなと思います。
4月に非加入と表明された方々も、非加入にした理由は委員をやりたくないからで、会費を納付してもらったので確認連絡をすると「委員をしなくてよいなら入会しますよ」と言って加入してくれました。
これらの原因は、制度が変わったことの周知不足ですので、年度の終わりに向けて次年度の継続方法についてお知らせをしていく予定です。
課題:集金方法の妙案が見つからず
ついでに集金方法について、現金での集金を変えなかったのは積極的な理由ではなく「グッとくる代替案が見つけられなかった」からです。
集金代行サービスの事業者さんに話を聞いたり、オンラインの集金サービスの情報を集めてみたのですが、細かく見ていくと役員と会員が負う手間はそれほど楽ではありません。
役員側は加入者データの入力やサービス加入の質問対応、会員側は集金代行サービスに登録する作業などが必要です。
費用的には、集金の手数料は世帯当たりの数百円程度ではあるのですが、PTA会費が世帯当たり2,000円なので、どうしても相対的に割高に見えてしまいます。
イリエモンとしては、シンプルに保護者がPTAの口座へ銀行振込してもらうのが一番良さそうに思いましたが、この案を何人かの保護者に聞いたところ「面倒くさい」「忘れる」「子供に現金を預ける方が楽」と散々な反応でした。
もちろん現状の現金集金はいろいろ問題があって、
まず、稼働的にも役員と委員30人くらいが朝8時前から集まって子供たちから集金し、最終的に役員が昼過ぎまでかかって集計するので中々の負担です。
また、現金の取り扱いについて、万一子供が現金を無くすと家庭内の信頼関係を壊しそうだし、集金で集まった数十万円の現金を口座に振り込むまでは会計さんも取り扱いに冷や冷やするでしょう。
さらに、持ってきたはずなのに無いというお子さんと一緒にカバンを探したり、忘れたお子さんの親に連絡して当日や後日に持ってきてもらうようやりとりをするなど決してすんなりとは集金できません。
会員増は嬉しいけど、集金方法はモヤモヤのままとなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、またっ!