【PTA】完全立候補制にすると地域活動への派遣も約束できなくなる話

どうも、イリエモンです。

いままでPTA活動をしたことがないのに、都内の公立中学校でPTA会長をすることになりました。

PTAのアレコレをこのnoteで報告します。

地域の活動に保護者を派遣できないかも

会長になるといくつかの充て職がありまして、学校評議員やその他学校関連の委員会に参加しています。
それらの会合に出席すると学校をサポートしている地域の方々にお会いすることができます。
イリエモンとしては、学校に関わる地域の皆さんと、これらの会合を通して徐々に接点を持ち始めている状況です。

先日のある会合で、自治体がバックアップしている青少年育成系の地域ボランティア(以下 育成ボラ)の取りまとめをされている方にお会いしましたので……言いづらいことをお伝えしなければなりませんでした。

それは、PTAの委員を完全立候補制にしたので「来年度は育成ボラに保護者を派遣できないかもしれない」ということです。

完全立候補制の弊害？

イリエモンのPTAでは、年度後半の役員推薦委員の活動で翌年度の役員の選任と同時に、この育成ボラに参加する数名の委員になってもらえる方を探します。
育成ボラは活動スケジュールが明確で、PTAの役員・委員になるくらいなら育成ボラ委員をやりたい会員さんが一定数あって、例年立候補者のある人気の役職でした。

今年から委員を立候補者のみで組織するようにしたあたりで気づいたのは、次年度の育成ボラ委員に手を上げてくれる人はいるのか？ということでした。

実際に今年は役員の推薦委員は立候補者がゼロでした。イリエモンのPTAではダントツの不人気委員なのです。
蛇足ですが、反対に小学校のPTAでは役員推薦委員が共働き世帯に人気でした。理由は時間や場所に縛られず活動でき、活動する期間も限定的だからのよう。

いずれにしても、次年度の役員、委員、育成ボラ委員に立候補してもらうためには、少なくとも会員の皆さんにそれぞれの活動内容や活動量を知ってもらい、そのうち何人かが興味を持ったり意味を感じてもらう必要があるでしょう。
何をしているのか分からない活動には立候補しない育成ボラの取りまとめの方ですからね。

このような背景から、育成ボラの取りまとめの方へお伝えしたことは、

• 立候補制にしたため、来年は育成ボラ委員を派遣できないかもしれない。

• PTAとしては、育成ボラを含めた活動を会員に広報していく。

の2点です。

突然お伝えしたのでさすがにお困りのご様子でしたが、他の学校からもそのようなお話をいただくことがある旨を共有いただきました。

基本は活動内容の広報

地域とのつながりは大切にしたいと思いながらも、さすがに強制や負担を前提に活動を強いることは不本意ですし、悩ましいところですね。
今回は育成ボラの取りまとめの方との初対面での会話でしたので、今後お会いする中で引き続きお話しながら、連携して活動内容を広報してまいります。

別の視点では、周りの学校で改革を進めているPTA会長に「PTA会長になったきっかけ」を聞くと、「声をかけられて断り切れず仕方なく」と答える方が一定数いるのです。
わざわざ手を上げることはないけれど、推されてそのポジションに就くとしっかり仕事をする方々ですね。
こういう立候補のみでは出てこない層にどうアプローチするかも課題です。
今年は役員の推薦委員さんがゼロでもありますから…。

色々書きましたが、会員への広報や対話が必要なのは間違いなさそうです。

このようにイリエモンのPTAも色々課題がありますので、その後どうなっていくかをこのnoteからお届けいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、またっ！