"わさび"の使用頻度と量は、確かに少ない。
わさびの生産量がこの15年で6割も減少したらしい。
確かに超和風イメージが強く、日本人ならその存在を知らない人も当然いないでしょうし、あの「ツン」と鼻を抜ける風味を愛する人も多いことでしょう。しかし、「わさび離れ」が進んでいるのだそうです。
自身の日々の食事に照らし合わせて振り返ってみても、確かに「わさびチューブ」は常に冷蔵庫にありますが、たまのお刺身かお茶漬け、夏場ならソーメンに、冬場なら鍋の薬味の一つとして幾絞りかを利用するだけです。
いわゆる味変として、その瞬間を楽しんだり、口直しや切り換えに"わさび"を利用している程度です。
生の山葵を丁寧におろせば、上品で贅沢な風味を味わえることを知ってはいますが、料亭や高級レストラン(寿司屋)でもない限り、日常生活の中でわざわざ手間を掛けることはありません。
個人的な「変わりダネ」として、わさびを納豆に足したり、おやつのチキンラーメンにちょい足しして味変を楽しんだりしていますが、それでも食する頻度や量を振り返ると微々たるものです。
今更ながらに"わさび"の風味、特に独特な「鼻にツン」と抜ける成分について調べてみました(知らずに半世紀以上も"わさび"のお世話になっていました|苦笑。)
辛みの正体は「アリルからし油」と呼ばれる成分によるもので、常温でも揮発性があるため「鼻にツン」となるようです。
ご飯とお味噌汁、そして焼き魚とお漬物。という日本人らしい食事を欠かさない方はどの位いらっしゃるのでしょう?
まさしく食の多様化によって純粋な和食の機会が激減したことに伴い、"わさび"を利用することも格段に少なくなりました。
日本文化の一つとして大切にし、廃れる食材とならないことを祈りたいですが、"わさび"が個性的であり過ぎる為に消費を拡大し加速させるような発想先が乏しいのも事実のように感じます。
例えば、我が家でいうと、わさびチューブの購入は年に2~3本程度だと思います。これがせめて年に10本以上、毎月コンスタントに1本の購入となる動機が生まれれば"わさび"の世界も変わるのでしょうね。
色々混ぜて試してみましょうかね!? 日本人の心とは何かを考えながら。
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