ミニチュアダックスフンドの着ぐるみをつけた妖精のよう
我が家のメイさんは、外見、ミニチュアダックスフンド族の女の子、7才。
手足の間接が弱いことが理由で商品にならず、施設で殺処分を待っていた。
運よくご縁があって譲渡を受けて7年目。
幼少時に虐待された記憶があってか、
ビビリ、臆病、大人しい。
決して吠えない、噛んだりもあり得ない。
外見は犬族だが、番犬には成り得ない。
それでも、面識のない訪問者が玄関に立つと、
勇ましく凛と背筋を伸ばして立ちはだかってくれる。
でも、立ちはだかるだけ。
女性だけど女の子でも男の子でもない。
性別を超えた存在。
友達以上の親友でもある。
言葉で確証を得れないが、おそらくは相思相愛。
家族の一員は当然だが、未だ何か褒め足りない。
客観的に自分を見つめさせてくれる。
自らを主張できない族だから。
言葉を喋れないから。
相手の立場になって気持ちを考えさせてくれる。
お互いのコミュニケーションを日々少しづつ学びあっているように感じる。
あの子にとっては、表情や仕草で。
私たちにとっては、気配り、目配り、思いやりで。
不思議なもので、気分が落ち込んでいたり、調子が悪い時に、
あの子は敏感。
仰々しくもなく、わざとらしくもなく、押し付けがましくもなく、
気が付けば傍にいる。
テーブルに座していれば、優しく脛に体をあてて通り過ぎ、
寝そべっていれば、お尻をペタッとくっつけて丸くなって座り込む。
ただ黙って、ずっと傍にいる。
愛玩動物という人が上、動物が下ではなく、対等。
いいえ、それ以上。
癒しの次元ではなく、妖精のような存在。
常に、純心さ、真っ直ぐさで人を上回っている。
そう、駆け引きが全くない。
汚れた人の心を見透かされているようで、
恥ずかしく思える時もある。
我が家のメイさんは尊い存在です。
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