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6. チャート分析の基本:初心者が知っておくべきテクニカル指標

こんにちは!株式投資家のじょうぞうです。

株式投資を始めるとき、チャート分析は重要なスキルの一つです。世界経済全体の流れを踏まえた上でチャートを読み解けば、株価の動きを予測し、売買のタイミングを見極めることができます。今回は、初心者でも理解しやすい基本的なテクニカル指標を紹介し、それをどのように使って実際のトレードに役立てるかを解説します。上級者にとっても、既存のスタイルを再確認する良い機会となるでしょう。

1. 移動平均線(Moving Average, MA)

移動平均線は、一定期間の株価の平均値をつなげた線です。過去の価格データを平滑化することで、全体のトレンドを視覚化し、売買タイミングを判断するための基本的な指標です。
おすすめの使い方: 株価が移動平均線よりも上にあるときは上昇トレンド、下にあるときは下降トレンドと判断します。また、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けた場合(ゴールデンクロス)は買い、下抜けた場合(デッドクロス)は売りのサインとされます。
上昇トレンドの最中に、移動平均線にタッチして陽線が出れば反発のサインです。勇気を持って買いに入れば、利益を出しやすいと思います。
すごく単純に移動平均線を使うなら、ローソク足が移動平均線を下から上に抜けたら買い、上から下に抜けたら売るというのを繰り返すだけでも利益が取れたなと思った機会がたくさんありました。
また、移動平均線とは、その銘柄を保有しているホルダーが含み益か含み損かを見分ける指標にもなります。ローソク足が短期移動平均線より上にあるときは、短期で購入した人たちがみんな含み益になっているということです。もしローソク足が移動平均線より随分上にある場合は、乖離率が高いため、売りが出やすくなり、移動平均線にタッチするまで株価が下落する調整局面に入ります。これは誰かが操作しているわけではなく、自然とそうした動きになっていくから面白いですよね。株価が上がりすぎると、みんながそろそろ売ろうかなと思うわけです。もっと上がると思って買いに来た人は、思うように株価が上がらないから、結局売ることになり、じわじわ下げていきます。また大口が売り始めると出来高が大きくなるのでわかりますが、遅れて売りに出す人たちによってじわじわ下げていく時期が発生するわけです。
ただ、短期で下落しているときでも月足チャートを必ずチェックしてください。長期移動平均線が上を向いていれば、まだ上昇トレンドは続いています。また長期移動平均線よりローソク足が上にあれば、長い期間保有しているホルダーはまだ含み益が出ているため、あわてて売るような局面ではないことがわかります。
移動平均線はシンプルな指標ですが、他の投資家の動きが見えてくるので奥が深くて面白いですよね。

ポイント:

  • **短期移動平均線(例:5日、25日)**は、短期的なトレンドを見るのに役立ちます。

  • **長期移動平均線(例:75日、200日)**は、長期的な市場の動向を確認するために使用します。

2. RSI(Relative Strength Index)

RSIは、株価が買われすぎか売られすぎかを示すオシレーター系の指標です。0から100までの数値で表示され、一般的に70を超えると買われすぎ、30を下回ると売られすぎと判断されます。
おすすめの使い方: RSIが70を超えたときは売りのタイミング、30を下回ったときは買いのタイミングとして利用できます。

自分が買いたい銘柄があったら、必ずRSIをチェックしましょう。もし80を超えていたら1週間待ってみてください。徐々に株価が下落し、RSIが50近辺に収束していくでしょう。
逆にRSIが30を下回り一桁台だと絶好の買いチャンスであると同時に、さらに下落していく場面かもしれません。なんで売られているのかヤフー掲示板などで確認しましょう。
RSIはみんなが見ている指標だからこそ、目安として重視できます。
自分が持っている銘柄がどんどん上昇していくときに売り時がわからないということがありますよね。もう天井かもしれないし、明日はもっと上がるかもしれない。そういうときはRSIを見ましょう。70を超えてきたら一部利確して正解です。80を超えたらもう十分利益を得ています。数週間から数ヶ月休めばその間に株価が落ち着いてきますから、そのときにまた売買を検討すればいいのです。売買のタイミングを確認する際に役立てましょう。

ポイント:

  • 50が中立のラインで、これを上回ると上昇トレンド、下回ると下降トレンドとみなします。

  • トレンド転換のサインとしても活用でき、RSIが極端な値に達したときは注意が必要です。

3. ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)

ボリンジャーバンドは、移動平均線と株価の標準偏差を使って作られるバンドです。通常、株価はこのバンドの範囲内に収まることが多いため、バンドから逸脱した動きがあると、買われすぎや売られすぎを示唆します。
おすすめの使い方: 株価がボリンジャーバンドの上限に近づくと売り、下限に近づくと買いのサインと考えられます。バンドが収束すると市場が落ち着いている、拡大するとボラティリティが高い状況と判断できます。

実は私はほとんど使ったことがありません。ただ、ボラティリティが高いときなど、ボリンジャーバンドを表示して、バンドウォーク(バンドに沿った上昇・下落)かどうかを見たり、バンドを抜けるほど大きな動きになっていないか見たりします。バンドウォークで上昇している場合は、強烈な上昇のため、天井に気をつけながら短期で売買することも戦略として考えますが、買われすぎて過熱しているようなら、無理に参加しないというのも損を出ささないために大切な判断です。

ポイント:

  • バンドが狭くなると、次に大きな値動きが起こる可能性があります。

  • ボラティリティの指標として活用でき、上級者はトレンドの強さを測るツールとしても利用します。

4. MACD(Moving Average Convergence Divergence)

MACDは、短期と長期の移動平均線の差を元にした指標で、トレンドの強さや方向を示します。さらに、シグナル線(MACDの移動平均線)とのクロスで売買タイミングを判断します。
おすすめの使い方: MACDラインがシグナルラインを上抜けた場合は買い、下抜けた場合は売りのサインとされます。

私はRSIとMACD(マックディー)を両方表示していますが、MACDは実は日々の売買ではあまり見ていません。全体の方向感を確認するときに、MACDがデッドクロスしそうだから、そろそろ下落が始まるだろうし、いまから買うのはやめておこう、といった感じで考えています。
MACDももちろん有名な指標でみんな使っていますから、日経平均や為替、個別銘柄の方向感を確認する際にとても信頼できます。

ポイント:

  • MACDのクロスはトレンド転換のサインとして利用されます。

  • RSIと併用することで、トレンドと勢いの両方を判断するのに役立ちます。

5. 出来高(Volume)

出来高は、ある期間内に取引された株式の数量を示します。価格の動きだけでなく、出来高も一緒に確認することで、その動きが信頼できるものかどうかを判断する材料になります。
おすすめの使い方: 株価が大きく動くときに出来高が増加している場合、そのトレンドは強力なものと判断されます。逆に、出来高が少ないときは、そのトレンドが続かない可能性が高いです。

出来高はとっても重要ですよね。私は必ずこれをチェックします。出来高と移動平均線だけで十分売買タイミングが取れるぐらい必須の指標ではないでしょうか。
日足チャートで出来高を見てください。出来高が徐々に減ったり、徐々に増えたり、極端に多い日など様々な様子が見てわかると思います。1日の出来高の平均よりもずっと多い日は、買う人がたくさんいて、売る人もたくさんいたという日です。前日までのホルダーがほぼ全員入れ替わっているんじゃないかというぐらい売買が盛んだったということがわかります。

今度は5分足を開いてください。たまにちょこんちょこんと出来高の多い時間があると思います。そこの出来高と株価をかけ算すると、一度に何億円という売買がされていることがわかりますよね。一般の個人投資家がそんな大金で売買できませんから、大口の投資家が売買したということです。そこで何億円と買った人は、いったいどこで利益を出すのでしょう。そのあと株価が伸びていくという確信があるから買っているはずです。そこで、安心して私も買うことができるというわけです。

出来高が多いということは、株価の動く力が強いということです。陽線が出ているときなら、買い需要が強く、売り注文がどんどん食われたということです。逆に陰線が出て株価が下落しているときに出来高が多ければ、それは売り需要のほうが強かったということです。
どんなに魅力的な株でも、個人で株価は動きませんから、大きなエネルギーが上と下のどちらを向いているか確認するために出来高の確認は必須というわけです。

また、大した買い材料もなく、さらに出来高が少ないのに、ポンと株価が上昇する日がたまにあります。こういうときは、ショートカバー(下がると思って空売りしていた信用取引の買い戻しで一時的な買い需要による上昇)だと考え、保有している銘柄なら一度手仕舞いします。

ポイント:

  • 価格が上昇しているのに出来高が減少している場合、上昇が弱まりつつある可能性があります。

  • 出来高が急増するタイミングで価格が急変動することが多いです。


まとめ

チャート分析は、株式トレードにおける売買タイミングを見極めるための強力なツールです。初心者の方には、まず移動平均線RSI出来高などの基本的な指標から始めることをおすすめします。上級者の方も、これらの指標を組み合わせて使いながら、新たなテクニカル指標を取り入れることで、さらに精度の高いトレードが可能になるでしょう。

この記事の一部は、AIアシスタントの助けを借りて作成しました。

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