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ヘルプデスクからIT戦略策定まで|2021年の情シスフォースの振り返り

情シスフォースの特徴の一つとして業務の対応範囲の広さにあります。エンジニア経験をベースとしてサーバやネットワーク、セキュリティ等各専門人材をチームで対応することで情シス全般に対応できています。

2021年に情シスフォースがやってきた業務を振り返っていきます。

ヘルプデスク対応

ヘルプデスクは非常に奥が深い業務です。単なる問い合わせ窓口と考えてしまうと、失敗につながります。

ヘルプデスクは、情報システムの課題が目に見えて集まる場所です。1日数件の問い合わせ企業もあれば、1日数百件の問い合わせという企業もあります。問い合わせの内容が多岐に渡る場合もあれば、同じ問い合わせを複数の方や毎日来る場合もあります。

短期的には、問い合わせに対して即座に返すことになります。同じ問い合わせが多い時はマニュアル化して、こういうときはこう返すとテンプレ化してヘルプデスク対応の効率化を図りました。一方で、問い合わせ対応はあくまでも一時的な対応なため根本原因を解決する必要もあります。

情シスフォースでは、問い合わせ対応に留まらず、本質的な改善まで行なっています。

導線が悪いのか、システムが悪いのか、そもそも情シスに問い合わせしなくても問い合わせ者が対応できるような形にするなど、会社全体を見て効率化を図っていきました。

キッティング・キッティングの自動化

キッティングにおいては、手順の通りPCをセットアップすることを行っています。併せて手順の最適化を行い形骸化した手順の廃止や新しい手順を追加するなどを行っています。
また、手動セットアップしている企業に関しては、効率化と予算のバランスにはなりますが、キッティングの自動化を提案し、実際にAutopilot等を使い、自動化を行いました。その他、PCの在庫管理やPCの発送まで行っています。

各種相談対応

意外に多いのが、情シス担当者の相談対応です。情シス担当者も一人で担当していることが多く、一人で意思決定するのは不安なことがあります。また全ての分野に詳しいという方はいないため、不得意領域は相談したいというときに相談対応をしています。ツールの使い方やフォルダの構成やルール等インターネットで検索しても探しづらい情報に対して支援しています。

PC選定・調達

どこの企業もだいたい同じ選択肢になるだろうという考えもありましたが、やはり各企業、要件が様々あり同じということはありませんでした。当然、業務は違いますし、必要なソフトウェアが違うため求められるスペックが変わります。予算も各企業によって違います。

情シスフォースでは、なるべくそのPCを触りスペックだけではわからない部分に関しても評価するようにしています。

ちなみに半導体不足で、調達周りがキツく、欲しいPCが手に入らないこともありました。来年は半導体不足が解消していることを望みます。

PCセキュリティ方針・設定

PCにおけるセキュリティ方針の決定や設定もサポートしました。こちらも各企業様々で、画面ロックやWifiの接続等設定方針は会社の方針によって異なります。情シスフォースでは、ヒアリングしつつ会社のセキュリティ方針を把握し、ときには提案しつつ方針を決めて、設定を行っています。

オフィス移転対応

オフィス移転は情シスにとってかなり大変な作業となります。単純にA地点からB地点に物運ぶだけではなく、サービスを維持しつつ、ネットワークを新たに引いたり、サーバを移設したりと大変な作業となります。以下のnoteで解説しています。

サーバ管理

ドメインの移行や設定、重要なデータをどうバックアップしていくのかの設計なども行います。バックアップ設計、構築としてNAS構築も行いました。クラウド全盛の時代ですが、NASを導入する方がコストメリットが大きいこともあります。データ容量や予算等も考え、NASの導入の推進も行っています。

ネットワークの管理

新しいオフィスネットワークの敷設や既存ネットワークの設定、VPNの設定など様々行っています。最近では、ゼロトラストの要望もいただくのでゼロトラスト対応も行います。ただし、一朝一夕で対応できるものではないため少しずつ推進していっています。

各種SaaS、ツールの導入

今の時代、SaaSを使わない選択肢はありません。情シスの業務においてSaaS導入は外せません。いろんなSaaSやツールを導入したので、一つずつは書けませんが、SSO、MDM、バーチャルオフィス、エンドポイント管理、セキュリティソフト、来客管理ツール、ファイルストレージ、ファイル転送ツール、サイト制作ツール、チャットツール、PBX、BIツールと様々です。各ツールやSaaSには複数社サービスがあることが多いので、会社ごとにあったものを検討する必要もあります。

データ分析

データ分析を行えるのも情シスフォースの強みです。BIツールの導入やデータの分析からレポート作成まで行います。DXを行っていくにはどうしても避けて通れないのがデータになります。データを整備し、リアルタイムでの把握から始めていくことをサポートしています。

基幹システムの刷新やマネジメント

情シスフォースに依頼が来るときは、基幹システムを刷新してほしいというよりは、現状のプロジェクトを推進や評価、サポートをしてほしいという依頼が多いです。そのため、資料の読み込み整理したり、打ち合わせの参加、マネージャーとしてタスク整理やスケジュール管理等を行うこともありました。
ときには、経営会議に参加し、役員に説明しないといけない場合、情シスフォースが代わりに資料を作成し説明することもあります。経営会議に参加して対応する企業は中々ないので一つの特徴かなと思っています。

業務の可視化・将来構想策定・IT/DX戦略

情シスにおいて今どんな業務がされていて、逆に何に手をつけられていないのかということを把握するのが大事となります。しかし、日々業務をしていると業務を棚卸しして、可視化することは難しいです。

ヒアリングや資料をもとに業務を一覧化、現状使っているツールの整理のためカオスマップを作成。また将来、どのように入れ替えていくのかカオスマップ作成を行いました。カオスマップだけだとツール同士の連携や関連性がわかりづらいため、構成図など作成も行います。こういった図は作成することが目的になりがちなのですが、あくまでも手段でしかないので会社の戦略や方針、IT戦略も合わせて整理します。


浅めに2021年にやってきたこと振り返ってみましたが、情シスの視点だけではなくエンジニアリングやITコンサルタントとしての目線があるので、本質的な課題解決に対してITを使って解決していけています。

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