企画に意味を持たせる

この記事を読んでから「意味」について改めて考えるようになりました。

「花」というコンテンツを題材に考えてみよう。
花ってそもそも人にとって「一番役にたつもの」ではない気がする。例えば目の保養・癒し・空間装飾・ギフト・人間関係構築・社会貢献など花が活躍しているあらゆるジャンルはあるが、その中で「一番かどうか」と問われると、正直に言えばそうではないと思う。
幅広く対応できる万能タイプではあると思うが、一番ではないと思う。

だから、仕事としてお花をお届けする際に「役立つ」視点の提案をすれば、次から次へと他のジャンルのお役立ちアイテムが出現し花が活用されなくなる。という事態を招くんだろうなと。これは「花に関心があるかどうか」の話ではなく、「困りごとに対して役に立つかどうか」の判断軸で判断した時に花が採用されなかっただけの話。

ひょっとしたら今まで自分自身も踏まえて、業界として目測を誤っている可能性はあるなと感じた。だったとすれば可能性はたっぷりあるね!


一体「花」ってなんなのさ!?

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「じゃ、役立つものではないんなら、一体なんなのさ!?」

今青木が感じている一つの答え、それは「意味があるもの」です。
上記の記事を参考にすると、例えばタバコ。セブンスター派もいればマルボロ派・ラーク派もいる。最近は電子タバコ派もいる。でもタバコが役立つものであれば一番役立つタバコがあればそれで十分なはず。でもそうじゃない。それぞれの銘柄の歴史やパッケージ・味に自分が意味づけをしている。言うならばセブンスター派の人は「セブンスターと共に生きている」。

花はまさにそうじゃないかな?
バラが好きな人もいればチューリップが好きな人もいるし桜が好きな人もいる。人それぞれ。なんで?を深掘りしていけば、単純にその花が持つ色彩やカタチ・香りが好き!ということもあるけど、花にまつわる過去の思い出があったり、その花を通じたエピソードがあったりする。これってまさに意味ですよね?

よく「嗜好品だから不景気になると売れない」と言われるが、一理あるけどそうじゃないのかもしれない。だってタバコ吸う人は不景気でもタバコ吸うでしょ!?w それと一緒。その意味づけができているかどうか?意味づけされた人がどれくらいいるのか?で業界規模が変わってくる。

業界に従事している人は特にその意味を何かしら感じてお仕事しているはず。そこをもっと伝えて欲しいし伝えたい!「儲かりそうだから」が理由の人や会社はすぐに見限って姿を消す。

企画する時の視点

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これらのことから、花を扱うサービスを企画する以上は「役に立つではなく意味がある」を追求しないと人の心は掴めないと確信した。

で、今までを振り返ってみると・・変な汗がいっぱい出てきた。。。
言ってしまえば「役立つ視点でのこじつけ」が多い。。業界に従事しているからこそ花はいいよ!って言ってるだけで、その意味の提示が薄すぎる。。

花農家さんにはその花を生産している意味がある。
花屋さんにはそのお店を経営している意味がある。
フローリストはその職業を選択している意味がある。

という前提に立った上で、取材を通じて意味を深掘りし、その意味をお届けする手段として企画を打ち出し消費者の皆さんにお伝えする。そして伝えるツールとしてメディアやSNS等を活用する。

これでどうだろう。


多分今のところ、その「意味」を追求した打ち出し方をしている業界の方って本当に少ないと思う。いたとしてもなかなか伝わっていないのか?繁盛している花屋さんは実はそれにもともと気づいていて既に発信しているのか?ここを調べてみようと思います。

少なくとも、青木のような立場の人間で、その意味について深掘りし発信している、しかも花業界専門で。こんな人は今まで出会ったことありません。

この視点を深掘りしていきます。
それでは皆さま、バラ色の日々を🌹

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