花という形に残らないアート
こんにちは、ローズ青木です。「フラワービジネス2.0」という花業界専門オンラインサロンを運営したり、「Stamps」という花屋さんを中心とした店舗ビジネス向け固定客化ツールの販売をしたり、地元長野限定のローカルモデルをやったりしています。
世界一高価な絵画
これは言わずもがな「モナ・リザ」であり、その作者はレオナルド・ダ・ヴィンチです。(一度でいいから生きているうちに見てみたい!)
現在の推定価値数百億円とも言われているそうですが、この絵画に代表される「アート」を題材に、そこから学べる働き方。というテーマでキンコン西野さんのvoicyの投稿がめっちゃ勉強になったのでシェアします。
絵と花が決定的に違う点
詳しくはvoicyを聴いてもらいたいのですが、モナリザの価値が上がり続ける理由としての大前提は、「モナリザが存在していること」です。
voicyの中でいくつか西野さんがモナリザの価値がここまで上がった理由についてお話しされていますが、そもそもモナリザが現存しているから価値が高騰しています。この世に存在していなかったらその価値も消滅してしまいます。
「絵画」は保存ができる
青木的モナリザの価値が上がり続ける一番の理由はコレです。
「アート」という点においては、花も絵画同様アートになります。しかし、「生花」は保存ができません(保存方法はあるけど、一旦ここでは省く)
生き物なので必ずその寿命を迎えます。でもだからこそその一生が儚く価値あるものだと信じて花業界の皆さんは、その価値を伝えるために日々奮闘しています。
ただ、モナリザのように存在が残り続けることで、その時間とともに価値が上がっていくわけではありません。保存がきくような加工を施したら、アート作品としての価値はまた別の価値になります。(造花を前提とした作品なら別だけど)
「花に関わる人は後世に価値ある作品を残すことができないのか?」
西野さんのvoicyを聴いて、ふとそんな疑問が自分の中に沸きました。
「保存するために造花使うとまた違う風合いになるし、生花は生花の良さがある・・じゃどうすればいい?」
色々考えたんですが、一つ思いついた方法がありました。
フローリストという人物そのものがアート
草間彌生さんじゃないですが、生きるアート。
フローリストという職業ではなく生き方を選択した人
もちろん、生きている間に「花に何か価値を加えた作品」を生み出すことができてそれが残り続けるものであれば、価値が上がり続けることは可能性としてあります。
しかし、それができなかったとしても、このように定義して、その生き方を追った作品を作る。例えばショートムービーとか作品集とか。
で、その作品が作品としてヒットするには「生きている時間」がめちゃ大事で、その生涯にストーリーがあり人を魅了する生き方をしていたとするならば、後世にも語り継がれるフローリストになりうるのではないかと。そのためには大げさな言い方かもしれないが、花業界から「スター」を生み出していく必要があるのかな。と思います。
結果として、そのスターに憧れて業界を志す人が増え、業界の発展に貢献する。こんな流れを作っていけるのかなと。
必ず人は寿命を迎えますので、その後これらの「作品」の価値が高まっていく可能性はあります。例えばそこまで見据えて作品集であれば数量限定にするとか何か制限をつけると、プレミア価格がつきやすくなるのかも。
そんなふうに思いました。(思いつきに近いアイデアなので、そんな簡単じゃねーよ!というツッコミはご勘弁くださいw)
ビューティフルライフ
この世代の人は、このドラマに魅了されたんじゃないでしょうか?僕も毎週欠かさず観てました。このドラマをきっかけに美容師ブームが起こり、僕の周りの友達も美容師を志す人がめちゃ増えたのを今でも覚えています。
このフローリストバージョン。
ドラマ作りたいわけじゃないけど、花屋さんは基本的に花が好きで花が好きになったきっかけ・エピソードがあったり、この仕事にこだわる理由があったり、一人一人に必ずストーリーがあります。そしてそのストーリーに紆余曲折があればあるほど作品としては面白くなります。
花業界からこんな切り口の提案があっても面白くないですか?花束・アレンジを上手に作る人は沢山います。しかしその中で人を魅了する人はどれだけいるのだろう。きっと、技術だけではない何かがあり、それが相手に伝わり人を魅了していくんだと思いますが、僕はそこを引き出せるような人間になっていきたい!そう思えるきっかけを与えてくれた西野さんに感謝します。
それでは皆様、バラ色の日々を🌹
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