データ偏重が生み出すつまらない世界
データ。
確かに大事だと思うし、無視はできない。それによって未然に想定できるリスク回避をしたりと、そのデータが生み出す価値は大きいと思う。
「データって、そもそも何?」
改めて辞書を見てみるとこう書かれている。※goo辞書より
「物事の推論の基礎となる事実。また、参考となる資料・情報」
大事なのは、「事実」ってことかな。
こう思う、とかじゃなく事実がそこにあって、その事実を元にこれからの行動を選択する。
うん、とても大事だと思う。でもこの記事では、あえてそこに疑問符を投げかけたいと思う。
データは過去のもの
データを基にする。なんども言うけど、大事だとは思う。
でもこれがいきすぎるのはどうなのかと思うことがある。
データは過去のもの。事実を表しているということは、つまりは過去。
これからの行動という未来を決めるにあたって、いつも過去を振り返って未来の行動を決めるというのは、どうなんだろう??
それって、「過去に生きる」ということにはならないだろうか??
それと、更にいうとデータというのは当然自分だけのものではなく誰しもが知り得るもの。つまり他の人も、そのデータを参考にして自分の行動を決める可能性が高い。ということは結果として他の人と同じ行動をとることに繋がらないか?
だから、このデータ偏重の世界には「コモディティ化」が待っている。
データを活用すればするほどそこは「レッドオーシャン」のリスクも高い。
また、自分がどうしたい!って意志中心の決定をしないという生き方って、そもそもつまらなくないですか??
「一度の人生、二度ない人生」
当然悔いなく生きたいと思っているわけなんだけど、その時にデータ偏重の生き方を選んでしまったら、きっと僕は後悔する。
しかも!「言い訳の余白」を作ってしまうにも繋がる。
どういうことかというと、データを元に意思決定して、もし思うような結果が得られなかったとしたら「いや、あの時はデータで〜のように示されていたから、それは仕方ない」というような言い訳ができてしまう。
周りも「確かに〜」って納得せざるを得ないだろうけど、仕事においてはいくらデータを元にした判断だからって納得できないことだって沢山あるだろう。
だったら、最初っから「こうしたい!これやりたい!」を元にした意思決定をした方が後悔しないんじゃないかと思う。万が一うまくいかなかったとしても「自分が選んだ道だから」って責任が取れる。
パイオニアと言われる人たちは、そうやって道を切り開いてきたはずだ。
過去のデータに基づいてというより、自分がどうしたいか?それが中心にあったはず。
その意志と世の中のニーズを橋渡ししてくれる名パートナーもいたはず。
0→1「アーティスト・研究者」
1→10「ディレクター、プロデューサー」
10→100「一般的なビジネスパーソン」
職種で言えばざっくりだけど、こんな感じに分類されるのかな?と思ってます。
職種で完全に縦割りに考えるわけじゃないけど、自分の仕事や生活の中にも「0→1」を意図的につくることは大事なんじゃないかな?そうじゃないと毎日決められた行動を繰り返すだけで、しかもそれがどこか「正しい」と思い込んでしまい、創造性が全く働かなくなる。
これでは「人として」生きる価値が下がってしまう。
確かに「0→1」はうまくいくかどうかもわからないから、そこに挑戦する時に多少の怖さもある。そこに時間とお金を使ったら生活していけるのか?という不安もある。でもそれをしていかないと新しいことは何も生まれない。=変化が起きない。周りが起こした変化の波に飲み込まれるだけの人生になってしまう。
だから「実験」という過程があるけど、そこは収益を目的としちゃいけないし、データを取るための活動が続くようなポートフォリオを自分の仕事の中に用意しておかなきゃ続かない。
データを取るための活動・・収益を目指しちゃいけない
その活動を続けるための活動・・収益を出す
この2つを自分の仕事の中で組み合わせなきゃと思っています。
データを取るための活動(0→1)だけになってしまったら、活動が続かないし、いわゆるナルシストのアーティストになってしまう。
周りにいるアーティスト(花屋さん)の0→1を10や100にするためのサポートもしたい!(こちらは収益を出す仕事)
それと、「アーティストとしての自覚」を植え付けたい。それはどこかから持ってくるものではなく必ず誰しもに内在している。だからそれを解放するお手伝いをしたい。
今日の話をまとめると、データ偏重が生み出す世界は大事ではあるけど、それだけになってしまったら、絶対後悔する!新しいものは生まれない!という話です。だから最近「アートシンキング」が注目されている!今の時代が求めている!だから花屋はこれから大丈夫!という話でした。
それでは皆さま、バラ色の日々を🌹
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