お花につける「札」について
こんにちは、ローズ青木です。「フラワービジネス2.0」という花業界専門オンラインサロンを運営したり花を通じたサービスを開発したり地元長野限定のローカルモデルをやったりしています。
さて、私はもともと花屋の営業企画マネージャーを務めていたこともあり、そこから独立して今に至るわけですが、法人用途のフラワーギフトの手配を依頼いただくことが非常に多いです。年間500件程はいただいているのかな?その注文を信頼できる提携花屋さんに依頼して製作してもらってます。
目的は?
この記事では法人ギフトに限定してお話をします。
法人として取引先様や大切なお客様に「お花」をギフトとして贈る目的って何でしょうか?
例えば「予算5,000円でお客様の誕生日があるから、アレンジメントを手配してもらいたい」このようなご依頼をいただいたとして、上記のようなお花を手配し、お届け完了報告として写真をメールでお送りしたらどうでしょう?
「わぁ、素敵なお花を用意してくれてありがとう!」
きっと、このような反応が得られると思います。が、、、この写真には大切なものが抜け落ちています。。
それは、「送り主からのメッセージ」です。
そのメッセージをお花と共に「札」という形で表現してお届けするわけです。それによって取引先や大切なお客様とのリレーションシップ形成を図っているのです。
よく見かけますよね?こんな感じの札。
送り主にとってはこれが大事なんです。お花がどんな感じで用意されたのか?ももちろん大事なんですが、人によってはこちらの内容を重視します。
(こんな感じ)
だから配達完了報告でそれを確認したいんです。
家に帰るまでが遠足
小学校の遠足の時、「家に帰るまでが遠足ですからね」このコメントよく聞きませんでしたか?
それと同じで、お花の注文もお花を作ってお届けして完了報告するまでがワンセットです(その後の入金管理はここでは除外)
そこまでできてお客様は安心するわけです。
当然花屋さんはわかってるだろう。と思っていたところ、先日残念な花屋さんがあった。。。しかもそれが悪びれた様子もなく「あっ、そうでしたか」的な反応。。次はこの花屋さんには絶対に依頼しないと決めました。。
変化しない札やカード
しかし、この「札」や「メッセージカード」。時代が変わっても現在のところ全く変化していません。。。
特にスタンド花や胡蝶蘭につける木札。少々時代を感じてしまいます。。せっかくお花がセンス良くても、ここでセンスダウンってことも。。
もっとこの札もデザイン性を持ったものが出てきてもいいのにな。
あとは、テクノロジーを活用すること。と言っても難しいことではなく、単にQR貼り付けてお祝いメッセージ動画を見れるようにするとか。
(例えばこんな感じ↓)
贈っているのは花だけど、本当に贈っているのは「心」なので。
それを見える化するためのツールとして動画は大アリだと思う。
こんな風にして変化していくことで、「花を贈ること」自体を楽しんでもらえれば、結果として花の消費はまだまだ増やせるんじゃないかなと思います。
それではみなさま、バラ色の日々を🌹