花屋の営業
フラワーディレクターとして提携花屋さんと共に活動している青木です。
・「花屋2.0」という花屋専門支援サービス
・セールスパーソン向けマガジン「できるセールスには花がある」
・「祝花コレクトサービス」
・「アート盆栽」
など、【フラワービジネスを新しくデザインする】をテーマに花屋という立場ではないからこそできる業界の盛り上げ方を様々企画立案し展開中です。
花屋の営業??
みなさんは「花屋の営業」と聞いてすぐその職業のイメージが湧きますか?
私は前職の花屋時代、花屋の営業として主に法人営業のお仕事させていただきましたが、企業様の元へ訪問すると「おっ、今日は集金かい?」なんてよく言われたものです 笑
それほど、「花屋の営業」という職業は認知されていません。
営業と接客は違う
通常のお花屋さんは店舗を構え、そこに来店されたお客様に対して接客をし商品サービスの提供をする。当然、この職業にはこの職業の技術が求められます。また、お店に来てもらうためにまずは立地・コンセプト・店舗デザイン・陳列・商品ラインナップなどなどあらゆる戦略を駆使するわけです。いわば「店舗」こそが最大の営業ツール。だからここに投資するわけです。
一方、営業はこちらからお客様の元へ出向き、商品やサービスのご提案をして購入していただくという動きになるので、全くもって手法が異なります。
そもそもお客様に会えない。。だからアポを取る必要がある。しかしアポが取れない。。。これでは全く売れません。店舗を構えてそこに来たお客様に接客をする手法とはここが大きく異なります。
特質と利点
じゃ、仮にアポが取れたとして確実に売れるのか?当然そんなことはありません。「特質」と「利点」をきちんと分けてご説明する必要があります。
<特質>・・・その商品やサービスだけが持っている、他の商品とは違う特徴のこと。客観的事実に基づいたもので、誰が見てもその違いをはっきりと認識できるもの
<利点>・・・メリットであり、その商品やサービス自体が持っている価値
例えば車の営業。新型車のスペックの話は確かに車好きには面白いかもしれない。しかしそれは特質であって、聞いている方は「で、その車買うとどういう利点があるの?」という疑問を持つ。その点を説明しお客様に具体的なイメージを持たせることができない限り売れることはない。それと一緒ですね。
魚の釣り方を教える
マーケティングの世界でよく聞く、「魚を釣ってあげるのではなく魚の釣り方を教えなさい」という言葉。
花屋の世界はまさにこの状態です。お花屋さんは基本的に営業という概念が全くないので、例えば法人様への新規のご提案をする際にも、お花の「特質」の話に終始なりがちです。だからこそ私のように業界の営業を経験してきた人間が、その技術を伝えていく必要があると思っています。
関心がある花屋さんいらっしゃいましたら、お気軽にメッセージくださいね。
そのためにもまずは自分自身がもっともっと花屋の営業を実践し実績を作っていきます!