新しく作った方が早い
先日久々に用事があってAmingに行った。おしゃれな雑貨も沢山あって、「こんな統一感のある家にしたいね」と妻と話をしていたのと同時に、「今のままじゃ無理だね」という結論に至った。。
今ある家は築90年になる古民家。母屋の隣に土蔵もあって将来はオフィスにしょうと思ってる。で、その風合いは大好きで立派な梁が通っていて新築で建てようと思ったらまず金銭的に建てられないだろうな。妻のご両親が先代から受け継いで部分的に修復を繰り返して現状をなしている。ただ、特に内装とか統一感とかこだわるご両親ではないので、わちゃわちゃな感じになってますが、ま、それもご愛嬌。
将来的には全面リノベーションして、僕たち夫婦が理想とする家にしたいと思っているが、今の状態のその中に少しずつ「僕らが実現したい雰囲気」を提案してもそれは無理だということがよ〜くわかってきた。
生活習慣や価値観など何もかも基本的には異なるので、自分が家主じゃないうちはそこは我慢しなきゃいけないし、我慢できないなら別棟を建てるしかない。
だから雑貨屋さん行ったり家インテリアショップでインテリア眺めたり、pinterestで写真ストックしたりするのも「将来の構想」にとどめておく決心がついた。今から少しずつ部分的にでも何かしようという気持ちを抑える整理がついた。
(↓こちらがpinterestの古民家写真ストック。見れば見るほどテンション上がります)
さて、今日の本題。
ここから学んだこととして「何か変えようと思ったら新しく作っちゃった方が早い」という話。
例えば日常生活においては「整理整頓」とか「食習慣」とか「掃除」とか細かなこと、でも大事なことにおけるそれぞれの習慣の違い。今の状態でそのまま改善しようと思ったって、「気合いなどの気持ち」だけで変わるもんじゃないし基本的には何も変わらない。だから「自然と変わる仕組み作り」が必要なんだということがよくわかってきた。
例えば、流し込むように食事をしてしまうので、しっかり噛んで食べなさいと口うるさく注意されている義父w
言葉の注意だけではなかなか今までの癖は治らないので、仕組みとして「孫の隣」に座らせる。そうすると否が応でも孫の食事の世話もしなきゃいけなくなるので、自然と食べるのが遅くなる。こういう仕組みを新たに考えた方が改善が進むし何より本人も周囲もストレスがなくなる。
ただ大事なのは新しく作ると言ってもそこから完全に離れてしまわないこと。その中にいながら馴染みながら改善を企てること。この例で言えば「治らないから別居する」と言って完全にそこを離れてしまったら、自分たちが実現したい環境は実現できるかもしれないけど、「変えたいと思った何かを変えるという目的は果たせない」ことになる。
だって、別居したら義父の食事の癖は益々進行するばかりでしょう。
家全体の話で言えば、今の延長線上に「整理整頓」「雰囲気の統一」などを求めてもそれは難しいということが体験の中からもよく理解できてきたので、「全面リノベーション」という仕組みを導入することで、それらの課題が一気に解決できると踏んで、今どうこうするのを良い意味で諦めることができたし、それを実現しようと思ったら別居という手段は全く効果がない。
そう考えるだけでもイライラは解消される。
これは会社も同じ
ということから学んだのが、組織も同じかな。ということ。
当然価値観の違う人間が一つの組織に属して仕事をしているわけなので、放っておけば無法地帯になる。だから一定のルールを敷いて統制をはかる。
でもルールを設けたからってそれが解消されることもあれば、そうでないこともある。それが逆にストレスになってさらに状況悪化ということだってある。
じゃあどうするかって言ったら、やっぱり「仕組み」が大事で、その仕組みが機能する上で大事なのはその組織の根底にある「理念」
「あっ、そうか。うちの会社は〜の理念だから、こういう仕組みがあるしそれが機能するんだな」
と、立ち返る場所があることが大事。これは家族も同じかも。
「うちらはこんな家族を目指そうね、こんな家づくりをしていこうね」
で、自分が所属する組織やコミュニティに何かしら不満がありそれを改善したい!って思ったら、やっぱりその中にいないと変えられないよね。
最近、山口周さんの本を読んで勉強した中で印象的な言葉の定義があった。
予測=未来がどうなるか?
構想=未来をどうしたいか?
会社組織も地域社会も学校社会も、そして家族も。
未来がどうなるかなんてわからない。これだけ不安定で不規則で不安が渦巻く世の中。
だからこそ「どうなるか?」という他人の予測の中に生きるのではなく、「自分がどうしたいか!?」という構想の中に生きる、そんな人生を歩んでいきたい。
「自分の人生の主人公は自分」
それでは皆さま、バラ色の日々を🌹
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