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政府、水中ドローン開発へ

空撮、設備の点検、レジャー、防災…。
さまざまな場面で活用されているドローン。
最近では国が「空の産業革命」と名付けて、
ドローンを用いて荷物を輸送したり、
医薬品を運んだりする実証実験を行っています。

そのドローン。
遅ればせながら水中でも使われていることを
最近知りました。
そして、政府は水中ドローンの開発に
乗り出すようです。
11月15日に報道されていました。

目的は、機雷の敷設や除去です。
機雷とは、艦船が接近または接触した際、
自動又は遠隔操作で爆発する兵器のことです。
つまり、政府は水中ドローンを軍事目的で
開発するというわけです。

防衛省は防衛力を抜本的に強化するため10月、
「防衛力整備の7つの柱」を公表しています。
その柱の一つに、
「無人アセット防衛能力」向上という項目があり、
水中ドローン開発はその一環だそう。

主に、水中ドローンで機雷を設置し南西諸島への
海上からの侵攻を効果的に抑止したり、
相手の機雷による海上封鎖に対抗したりする
狙いがあるようです。

戦闘にドローンを用いることは、
ウクライナが、侵攻したロシアに対して行使し、
注目されましたよね。
水中ドローンも戦闘による人的被害が
軽減できることや、
比較的安価に製造できることが見込まれている
ようです。

戦国時代、長篠の戦において、織田信長が
鉄砲を使って戦国最強とうたわれた
武田軍の騎馬隊を撃破しましたが、
ドローンはその現代版とでもいいましょうか。


長篠の戦い

さて、水中ドローンはすでに民生用でも
活用されています。
ちょうど本日、読売新聞に記事が
掲載されていました。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20221115-OYT1T50185/

海中で絡まった糸が魚やカメなどに巻き付いて
弱らせることは深刻な環境問題、
いや、その前に人間のエゴで落ち度のない
海の動物に危害を加えることは本来、
恥ずべき行為でしょう。

水中ドローンが活躍してこうした問題を少しでも
改善させるのは喜ばしいことだと思います。

水中ドローンは、プロ仕様になると、
VRヘッドトラッキングを取り付けて、
頭の動きだけで機体の動きをコントロールする
ことが可能なものもあるようです。

youtubeでもVRゴーグルをつけて、
水中ドローンを操作している様子が
アップされています。
見て面白かった動画をピックアップさせて
いただきまいた。
魚の群れと一緒に泳いでいるみたいで、
とても新鮮な感覚ですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=qH3HkfOKvlU


さらに、さらに海外では
「waterproof drone」なるものも。
防水ドローンです。

こうなってくると、
「水陸両用」ならぬ、「水空両用」ドローンが
誕生しそうですよね。
すごい時代…。

水中ドローンは救難事故や海底ケーブル、
配管の点検、水産業(主に養殖)、
水中工事など、ちょっと考えただけでも
さまざまな分野に応用できそうですよね。
日本は技術力低下がたびたび指摘されますが、
世界有数の海洋国家ですので、
海洋技術では世界をリードしてほしいな。



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