あと十日で五十歳(記事100)
今日は新暦2025年1月18日、旧暦十二月十九日です。
今年の旧暦十二月は「小月」なので29日間しかありません。
十二月二十九日を超えたら新年正月初一日になります。
「小月」等、旧暦に関してはここで簡単に説明しました。よかったらご覧ください。
中国も日本も昔は「数え年」を使っていました。数え年は生まれた年に一歳になり、毎年正月初一日に歳をひとつとります。
私は1976年生まれの辰年(龍年)なので、1976年が一歳、四回目の辰年となった2024年は四十九歳でした。そしてあと十日で正月を迎えて五十歳になります。
孔子は五十歳で天命を知ったと言いました(五十而知天命)。当然、この五十歳は数え年です。私も孔子が天命を知った年齢に並ぶことになります。
この年齢になると、目は老眼、肩は凝るし、腰や膝も痛くなるし、夜は眠りが浅く、朝は早く目が覚め、風邪をひいたら治りがおそく、何をやるにも消極的。自分の老いを痛烈に実感します。
孔子は紀元前500年頃の人です。
当時の日本はまだ縄文時代。『サザエさん』の波平さんも定年前なのにあんなに「おじいちゃん」になっています。2500年も昔の孔子様はもっとヨボヨボだったのではないかと思います。
「五十歳で天命を知った」という孔子の言葉から、「あの孔子様も、さすがに年老いて限界を感じたのかな」なんて空想してみると、古代の偉人も少しだけ身近な感じがしてきます。
とはいえ、孔子は五十歳の頃も魯の国でバリバリ働いていて、六十歳になっても諸国を周遊していたので、そのバイタリティーにはまったく脱帽です。
私は過去の偉人の足下にも及ばないので、無理せずマイペースで生きたいと思うのですが、最近は時間が経つのが速すぎて、「いろいろやるべきことがあるのに時間が足りない」という焦燥感も抱くようになりました。マイペースでいたいけど、何かしなければならないという焦り。天命を知るにはまだまだ未熟なようです。
さて、あと十日で「今年」も終わります。
来週の今日、私は妻の実家(四川省)に飛びます。成都で二日ほど遊んで田舎に帰る予定です。
四川旅行はコロナ前の2019年以来です。中国は1年経てば大きく変わるので、妻の実家もどんな変化があるか楽しみです。
おまけの画像です。