しあわせが欲しくなった
この道から帰りたい
心にそう言われた気がして、
その通りに従った。
突然、心がキュッとなって散歩に出てきた。
今年は1週間では考えられないほど色んなことがあって、でも今まで以上に
自分の心にも外側の現実にも真剣に向き合って生きていて、なんだかとても前向きに過ごしている。
...なんて自慢げに言いつつ、浮き沈みはいつも以上に激しいけれど、ほんとの気持ちを隠すことがあまりないから、色んな人の親切心とかたくさん感じられて、嬉しい日々が続いてる。
だからこの切ない感覚が、なんだか久しぶりな気がした。
「この道を歩きたい」と心が訴えるので、
その通りにとりあえず歩いた。
*
背の低い家々の間の道が、心地よい。
なんとなく、見知らぬところをどんどん進んでくより、知ってる道をてくてく歩いてる方が安心した。
この気持ちはなんだ。
きっとすごく温かいもの。
すごく掴みとりたくて、でもいま手元にないもの。
なんとなく感じたのは、たぶん幸せが欲しくなったんだ。
新しい命とか、家族とか、特別な空間とか、今日はそんなものにたくさん触れた日だった気がした。
たから、そういう自分のアットホーム感みたいなのを感じたくなった。
自分にもない訳じゃない。
マイホームと感じられる存在って、ちゃんと自分にもある。
それでも飽き足らないの?と言われると、そういう訳でもないんだけど。
たどり着いたカフェで、心の溝を埋めるように、あったかいカフェオレを流し込む。その暖かさを抱いて、そのまま眠りたい気分になった。
安心感があって、温かみがあって、なんの気なく思い合える空間。
そういうのが、もっと欲しいって思ったんだな。
それがあるかどうかって、自分次第なところがあるから。
今年チャレンジしてる、腹を割って伝えたいことをちゃんと伝えていく。
ていねいに無理なく関わるってことを、もう少し続けて行こうと思う。
あと、映画とか小説に触れる時間を増やそうかな。