見出し画像

夜を父と過ごす

昨夜までは父の介護をするために
夜中ずっと起きていた

今日は夜を父と過ごす

呼吸が落ちていき、
出発の準備を進めている父に寄り添う

エアコンを切り、玄関側と庭側の窓を開け
少しひんやりした空気を取り込んで過ごす

少し寒くなる時間だから、薄手の布団を父にかける
庭側から、むかしウチで飼っていた犬の匂いがした
迎えに来てくれたのかな

父の人生はどうだったのだろうか
楽しかったのだろうか
父はこれから
私の心の中で生き続ける


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?