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少年のすべて

ぼーっと自分の病気と毎日闘いながら
気づいたら外で蝉が鳴いていた
これを読んでくれたってことは
俺のことまだ覚えていてくれてたのかな?
ありがとう。
俺は今年の夏は楽しむつもりだった
なぜなら高校を卒業したから。
3年間も高校生をして卒業したら音楽三昧の日常を送ろう!と思っていた挙句の事だった

ほんと人生って何があるか分からない

毎日不安と闘っている
俺の未来はどうなるのか?この病気はどうなるのか?
正直毎日のように考えてるから
もう飽きつつもある
1人の少年が青年に変わるまでのエピソードを話そうと思う

小さい時の話をしよう
俺が小さい時はいかにもやんちゃ!って感じで
写真とか見る限り顔つきもやんちゃだし
することも何もかもやんちゃだったらしい
それに加えて落ち着きもなかっただとか
小さい時の残ってる記憶はほんの少しあるくらいで
ほとんどない
保育所の頃の記憶なんてほとんどないくらいだ
でもそんな保育所で一緒に遊んでた女の子と
今、バンドを組んでるんだから
人生って何があるか分からない
たぶんこの「人生って何があるかわからない」を連呼すると思うけどお気になさらず。

俺の小学生時代は
6年間正直これといって覚えてることはない
でも毎日楽しかった記憶はある
お姉ちゃんと仲が良くて
ずっとお姉ちゃんと遊んでた記憶もある
謎に2段ベッドの上から落とされた記憶があるけれど。
お笑い担当だった
お楽しみ会でお笑いをしていた
本当にお笑い芸人になりたかった
お笑いが好きで好きでたまらなかった
ダウンタウンになりたかった
将来の夢はお笑い芸人だった。
絵もうまい少年だった
だからドラゴンボールの1巻で
ブルマが亀仙人におっぱいをさらけ出されるシーンがあるんだけど
そこのシーンを絵に描いて
小学校に持っていって友達にみせる
ただのエロガキでもあった
馬鹿な小学生だったなあ。
だんだん歳が上がるにつれて
小学五年生
次はYouTuberになりたかった
俺が小学五、六年の時のYouTuberってめっちゃ面白くてほんとに黄金期って感じだった
今が面白くないとかじゃなくて
当時が特に面白かった
ほんまにYouTuberなりたかったなあ
なんか動画撮ってYouTubeに載せたりしてた
自分でiMovieとかで編集して
載せたりしてた
めっちゃおもんなかったけど笑
やってる内容は
それはそれは今考えたら面白くないとおもう
○○やってみたーとかあれは有名なYouTuberがやるからおもろいのであって
俺がしかも小学生5.6年のキッズが
やっても全然面白くなかったと思う
だからちょんまげ小僧はすごいなーって
あの子たちが出てきた時に思った素直に
羨ましかったな
俺もあの時辞めずに続けてたら
ちょんまげ小僧みたいに、、、
いやない。笑
まず俺にYouTuberの才能がなかった

中学一年生
エレファントカシマシの「今宵の月のように」を聴いた時に体に稲妻が走ったっていうか
そういう表現になってしまうんだけど
でもほんとにそうだった
それでボーカルの宮本さんがまぁーかっけぇってなって俺もあんな男になりたい。と
それで宮本さんはギターボーカルだから
俺もギター弾きたい!ってなって
ギターと出会った。
そしてギターの俺の師匠と出会った。
そこから俺の音楽人生のスタートだった
師匠は基礎的なことはもちろんだけど
俺のやりたい曲とかを尊重してくれて
初めはもちろん「今宵の月のように」から始まるわけなんだけど
また難しいんだよなその曲が
コード結構錯乱してて
初めてギター握った中一にしては難しい曲で
でもギターが楽しくて楽しくて
どんだけ難しくても頑張って覚えて弾いてた
朝起きたらギター弾いて学校行って
で学校から帰ってきたらギター弾いて
みたいな生活だった
中一の夏に入るくらい少し前に
不登校の時期に突入した
ほんと少しだけだけどね
友人関係で色々あって学校に行きたくなかった
そんな孤独な少年を救ってくれたのが
ギターと音楽だった
その2つだけは僕から離れなかった
師匠も離れなかった
ずっと教えてくれたギターのこと
師匠のことが大好きだった
いつの間にか今宵の月のようにも弾けるようになったし
なんなら歌いながら弾けるようになってた
歌いながら弾くのはそこまで練習してなくて
ギターを弾いてたら自然と歌えてた
不登校で家にいる時期は色んな曲を聴いた
NIRVANAとかoasisとかBeatlesとかYesだったりホワイトストライプスにピンク・フロイドとか
日本だったらミッシェルやらナンバガやらスーパーカーやらくるりやら
まぁ他にも色々あるけどとにかくロックが大好きオルタナが大好きな少年で
あの不登校の時期は今思えば
色々音楽吸収する時期でいい時期だったのかもしれない当時はものすごく辛かったけど
だって孤独だし
遊びたいのに遊べなかったし
だんだん記憶は薄れてきてるけど
とにかく孤独だったのは覚えてる
でもバスケはしていて
バスケの先輩とかとずっと仲良くしてた
あの時期辛かったけど楽しかったなと思う
孤独な夏休みも過ごした
約4ヶ月くらい孤独だったけど
それも時間が解決してくれた
いつの間にか孤独じゃなくなって
楽しい学生生活に戻ってた

中学二年生
恋愛とかはよく分からなかったけど
初めて好きな人ができた
いやーマジで今思ったらなにあの感情!って
あんな感情なったん初めてすぎて戸惑った
でもあれが初めて人を好きになるって感覚やったんやなと思う
銀杏BOYZともそれくらいの時に出会った
銀杏を聴きまくってた
あの子にどうアタックしようとか
あの子がふりむいてくれるためにはどうしたらいいんだろうとか
まぁー今思ったら甘酸っぱいねぇ!
恋愛楽しんでんねんから!
たまらんね!
それほどあの子のことが好きだったんだろね
片思いってやつですわ
でもその恋愛は実らなかったんだよ
それも今となったらいい思い出
その子が親友と付き合ったって言うのはまた別のお話。。。

ギターも相変わらずかき鳴らしてた
その頃くらいからだんだん作詞作曲ができるようになってきた今思ったらクソみたいな曲だけど笑
でもただコピーするだけじゃなくて曲を作っていくようになってた
師匠とも一緒に曲を作るようになってた
師匠は僕の才能を認めてくれた
今思えば全然たいした事ない曲だけど
それでも褒めてくれた
曲を一緒に作るようになって
週に1回土曜日にそのスクールはあったんだけど
ある日学校が終わって帰ってきたら
母親が泣いていた

そして泣きながら僕に
「ギターの先生が亡くなった」

僕はその日から1週間くらい記憶が無い
きっとそれほど子供の僕にはショックで
大事な人を無くすということの残酷さを知った
でも僕は師匠もみてくれてると信じて
僕は音楽を辞めなかったギターを離さなかった
僕は師匠と約束をしたことを忘れていなかった
「幕張メッセをソールドアウトする」
という一緒に決めた夢があったから
俺はそこでへこたれなかった
師匠に恩返しのために

大事な人をなくすという挫折で
その日の少年は少しだけ青年に近づいた。

中学三年生
世界はコロナウイルスの猛威に奮われていて
世界が変わり始めてた中学三年生
学校が6月くらいまでなくて
ずーっと家にいた
何をしてたのかと言うと
ずっとCOD(ゲーム)をしていた笑
友達とあの頃はゲーマーかって言うくらい
うまかったと思う
でも別にあーずっと家におって楽しくないわーとかはなかった多分初めてのことでなんならちょっとワクワクしていた自分もいた
友達とずっとするゲームも悪くはなかった
そしてコロナは変わることなく
でもちょっとずつ緩和されて行ったイメージはある
そして学校が始まりだして
昼休みはサッカーしたり鬼ごっこしたり
やってることは子供だった笑
でもめっちゃ楽しかってんなー。
彼女もできた
ちゃんと人と付き合うってことは初めてのことで
なんかワクワクした
その子には恋愛においての色んな感情を教えてもらった
例えば、嫉妬や愛
少年のクソガキだった僕にはそんな感情は全くって言うほどなくてなんなのかさえ分からなかった
でもその子は嫉妬という感情を教えてくれた
それは歌詞にもでてくるようになった
少年は人と付き合う事で恋愛をすることで
嫉妬や愛を覚えて
少年は青年に変わった

そして青年は「東京は夏」という曲を作った

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