国境を越えて
サムネの写真は2019年に行ったパリ旅行の時のものだ。
パリが憧れの街だったというのはおそらく僕だけじゃないだろう。そして、特にその中でもエッフェル塔を見ることが僕にとって小さい頃からの夢だった。
自分でも不思議だが、初めて教科書でエッフェル塔を見た時にビビッときたのだ。そして当時の想いのまま現地に訪れて生でみた際には本当に鳥肌が立って言葉も出なかった。
まさかいないとは思うが、エッフェル塔がどんなものか知らない、もしくはど忘れしちゃった💦 という人のために僕の旅行中の写真含めて載せておきます🇫🇷
最後の写真はパリ・サンジェルマンの本拠地パルク・デ・プランス・スタジアムの写真だ。ネイマールが大好きで僕自身現役の時はよくプレー動画を見ながら日々励んでいた。
またいずれパリ旅行を振り返った記事も書ければと思っている。
さて、まあこんな感じで憧れのフランス・パリを旅行できたのだが、今回書きたい事は実はそこじゃない。
最近、静岡を中心に関東南部での大雨による土砂災害など甚大な被害が出ている。300mmを超え、1ヶ月分の降水量が1~2日で降るのだから相当のものだ。。。それをどうやって知ったのか、心配して留学中に知り合ったフランス人の女友達が心配のDMをくれたのだ。
コロナが流行って世界中大変な時にも彼女は心配のメッセージをくれたが、その時は世界共通の問題だったからまだしも、今回は日本のみだ。その上、静岡県という外国人で名前を知っている人はおそらくそれほどいないだろう(静岡県民の方には申し訳ないが...)と思われる場所のニュースを聞きつけて僕にメッセージを送ってくれたのだ。
〜実際のメッセージ〜
これは彼女が帰国する3日前にお別れ写真を撮った時のものだ
右から2番目の女性が彼女(マリア)だ。本当に気さくで、僕が途中で学校に転校してきた時も温かく迎えてくれていつも飲みに誘ってくれた。
今日、令和の時代において留学はもう必要ないという意見も耳にすることが多くなった。語学を学ぶという点においては、確かに日本にいながらも個人の意欲次第で学べるしその環境はある程度整ってはいる。また、外国人ネイティブと練習したい場合でもアプリで簡単に出会える時代にもなった。
ただ、僕は留学を通して嫌にでも語学学習に向き合わなければいけない環境で日々過ごすことにより、語学力向上はもちろん、現地の人とサッカーをしたり、バルに行ったり、スペイン人以外の色んな国の人たちとも仲良くなれた。
そして旅行じゃ味わえない日々のリアルな生活を体験することで改めて日本の良し悪しを客観的に見てとることで自分の価値観の変化にも繋がったのだ。
これはやはり、留学ならではの体験だと思っている。
そして、マリアのような心優しいフランス人の友達が出来たのもこの留学のおかげなのだ。
最近、FCバルセロナのサッカーチームのデンベレ選手とグリーズマン選手(両者フランス人)が日本人スタッフに対して人種差別発言をしている動画が炎上というニュースなどがあったのは記憶に新しい。
確かにこの件に関して彼らに非があるのは言うまでもない。ただ、これによって「フランス人はやっぱりどこか相手を見下している」「彼らが英語を使わないのもプライドの高さが物語っている」などと叩く人達が一定数現れているのを見かけた。
一部のせいでフランス人みんなが悪いイメージを持たれてしまう。だが、そんな人達ばかりじゃないことを知ってる僕からすると本当に悲しいことだ。
当事者を批判するのはまだしも、それをフランス人一括りで叩く事には何の意味もない。イメージを持つこちら側にはしっかりと客観的に物事を判断できるような「余裕」を持つことが大切ではないだろうか。
この国境を越えた繋がりはこれからも大切にしたい
Gracias de mi corazón, Maria
Chao🌙