リヒターが分かってしまった!( ・´ー・`)どや
ゲルハルト・リヒター。最も高く作品が売れる現存のドイツ人の画家。御年90歳とか。
ピンボケの写真をそのまま絵画にした(端的に言えばトレース)「フォトペインティング」と、なんだかよく分からないけど筆の気分の向くままに描いた「アブストラクト・ペインティング」で有名です。
いや、実際になにで有名かというと、こうした技法よりも、端的に言うと値段が何億円と高価だから、に尽きるのですが、とにかく、今、リヒターが熱い!首都圏では少なくとも4か所の展覧会で「リヒター」の名前が入ってます。
そのうち3つに行きました。
そこでリヒターを分かった気になりました。(たぶん分かっちゃいません)
一言でいうと、
鉛色の雲が垂れ込めるような、はっきりとはしないけど不気味さや虚無を感じる
でしたね。
だからなに?と言われるとなんとも言えないけど、アートってそんなもんでしょ。
見に行ったのは、
国立西洋美術館の「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」
東京国立近代美術館の「ゲルハルト・リヒター」展
WAKO WORKS OF ARTの「ゲルハルト・リヒター」展
あと、箱根なので行ってないけど、ポーラ美術館で「モネからリヒターへ」展がやってます。
3つ目のWAKO WORKS OF ARTは、六本木のギャラリーで、完全予約制だけど、入場無料!しかも撮影オッケー(撮影は国立近代美術館も国立西洋美術館もオッケーだった)。7月30日まで。画廊なので作品を買えるんですけど、勇気がなくて、「おいくら万円?」と聞けませんでした。もう1回行って聞いてみようかな? おそらくだけど、そんなに大きな絵はなかったけど、一つ一千万円以上なんでないかな?って想像しています。
国立近代美術館のリヒター展は、作品よりも、作品を見ているあなた、みたいな「見る」ことがテーマ(リヒターのテーマでもあるらしい)なので、展覧会というか、イベントとしても、なかなか面白かったです。オススメ。
国立西洋美術館のほうは、リヒターは一枚だけだけど、リヒターとモネのデュエットの空間は、掛け値なしに素晴らしく、それ以外もすごく良いので、こちらもオススメ。
そして、WAKOはなんと言っても無料なのでオススメ。