LGBTQと聖書を考える時に意識すべき事
ジョシュアです。
LGBTQと聖書について語るのはもう少し先にしようかと思ってたんですが
(LGBT問題って簡単に炎上する可能性があるから怖い)
結構大事な事だと思うんでこれだけ先に書きます。
(この記事の目的はどちらかの主張を証明しようとするものではないので、リベラル派の主張を否定しようとする意図はありません。ただ論理的に分析し、議論を進める上で必要な情報や分類方を提示しているだけです。
著者自身は保守の立場ゆえ、リベラルからすればおそらく偏向した内容だと感じるかもしれませんが、なるべく科学的、聖書的な事実のみに基づく主張になるよう努めております。
参考文献にもなるべくLGBTQ推奨派団体のHPも使用しようと心がけております。)
LGBTQは色々ある
まず大前提として、
性的少数派には様々な種類があります。
一重にLGBTQとまとめてしまうのは極めて不適切な表現です。
不適切どころかLGBTQ関連についての議論を堂々巡りにしてしまう原因となります。
しっかり分けて考えなければいけません。
LGBTQは
L→レズビアン
G→ゲイ
B→バイセクシャル
T→トランスジェンダー
Q→クィアーもしくはクエスチョニング
の略です。[1]
このうち
L、G、Bは「性的指向」
で、
T、Qは「性自認」
(24.8.28追記。Qは性自認以外にも様々な状態を表す言葉になりうるとの指摘を受けました。尚、本記事ではわかりやすく区別するためにQは性自認の一部として分類ていますので明確な区別はつけません。なので言う見方が存在する事を覚えてください。)
です。
まずここを混同してはいけません。
(性自認と性的指向が互いに影響を与えることはありますが、聖書適応問題の本質ではありません)
さらに、トランスジェンダーも二種類に分類できるかと思います。
一つ目は性同一性障害と呼ばれる、病的に心の性(脳の感じ方)と体の性(生物学的分類)が一致しない方。
二つ目は医学的根拠なく自らの心の性を主張する方。
こちらも混同してはいけません。
(差別的な意図はありません)
議論が進まなくなります。
聖書解釈への適応
性的指向
定義として、性的指向は
"同じまたは異なる性に対し、恋愛もしくは性愛、または性的魅力を感じるパターン。"
とされています。[2]
同性愛が性愛なのか恋愛なのかは議論の余地がある箇所でもあります。
(多くの科学論文では性愛と定義される場合が多いようですが、LGBTQ推進派は嫌がるようです。[3])
また、性的指向の定義にはLGBに限らず異性愛(ヘテロセクシャル)も含まれます。
保守は聖書がこれらの性的指向に言及しているとしますが[4]、リベラルは聖書は語っていないとします[5]。
これについての個人的な考えはまた後日
性自認
性自認に明確に関係する聖書箇所は
今の所自分は把握できていません。
リベラル、保守層方の意見を見ましたがこれについての聖書的記述は聞いたことがありません。
なのでこれをどう判断するのかは
聖書的な世界観を持った上で
科学的、医学的、に判断する必要があると思います。
こちらも自分の意見は後日。
LGBTQと罪
聖書とLGBTQを考察するに当たって
一番多く議論されるのは
「LGBTQは罪か」と言う問題でしょう。
これには
まずは聖書的な罪が何かを理解しなければいけません。
聖書が教える罪とは
聖書が教える罪には三種類あります。
1 神の直接的な命令に背く罪。
2 私たちの心に刻まれている律法を守れない事の罪。
3 神そのものから離れようとする罪。
参考[6][7]
この三点で共通しているのは全て神の性質に逆らっていると言う事です。
神が聖書や預言者を通して与える命令は必ず神目線で正しい事です。
そして(堕落により薄れてきている気はしますが)私たちの心に刻まれている道徳心(律法)も神が定義したものです。
そして究極的に神がこの世界を作ったので、
神の性質そのものがこの世の善で、その性質に反するものは全て罪です。
極端な言い方ですがこれが正しい聖書的な見方と言えるでしょう
罪の結果は何か
罪の結果は死です。(ロ-マ6:23)
考えてみれば当然です。
命の源である神の性質の逆ですから死しかありません。
創世記三章に記録されているアダムとエバの人類至上初の罪により、世界は堕落し呪われました。
そして全ての人間は罪の性質を持って生きています。(1コリント15:21)(ローマ3:23)
これを「原罪」と言います。[8]
この原罪の影響で、私たち人間は全員例外なく罪を犯します。
そして私たちは例外なく死にます。
(これは肉体的および霊的な死の双方をさして言ってますがそこまで話始めるとややこしくなるのでまた後日)
罪からの唯一の救い。
創造主なる神はこの状況を打開するために
イエスキリストをこの地上に送ってくださいました。
イエスキリストは私たちの身代わりとなって十字架で死にました。
だから誰でも自分の罪を告白し(悔い改めをし)イエしキリストの犠牲を信じるものは神に許され、霊的な死を免れるのです。
(ヨハネ3:16,マタイ1:21,使徒4:12)
参考:[9][10]
この救済論は多分みなさん耳にタコができるほど聞いてきたと思いますが、
これの大事なところは何かと言うと、
「悔い改め」です。
「罪からの悔い改め」です。
イエスキリストを信じた!でおわりじゃない。
私たちはクリスチャンであっても全員罪人です。
しかし、私たちはクリスチャンになり、罪に身を任せる生き方から、
罪と戦い続け、日々神の方向へ歩む事で
この信仰を実践することができるのです。
例えば、ついつい嘘をついてしまう人がいれば、
「ごめんなさい!嘘は罪だからもうやりません!」と神の前で悔い改め、
自分の持つ最大の力を使ってなるべく嘘をつかないように努力する。
これが信仰の実践です。
例え嘘をつくのを今はやめられなくとも、それに抗い続ける。
これが神様が私たちに求めていることだと自分は考えます。
(ローマ8:23-25, マタイ3:8-10, マタイ7:12-27,マタイ22:1-14)
つまり信仰の本質は罪を認める事、悔い改めです。
もしLGBTQの中のどれかが罪なら
もしLGB、もしくはTQが罪であるなら、
例えその性的指向や性自認を変える事ができなくとも、
罪であることを認め、悔い改めなければ救われることはありません。
その逆に、もし罪ではないなら悔い改める必要はなく、彼らはその生き方を続ければいいわけです。
「やめられないけど罪」はかわいそう?
多くのLGBTQ擁護論者、リベラル神学者はこう考える場合が多いようです。
「性的指向は変えられないのにどうやって悔い改めるんだ」
「罪な指向を持って生まれてしまうなんて、神がそんなに意地悪なわけない」
では少し考えましょう。全ての人間は原罪を持って生まれています。
ですから全ての人はこの肉体に生きる限り罪から完全に解放されることはないのです。
もし保守の言う通りLGBTQが罪であるならこれと全く同じ状態と言えます。
ですから不可抗力だから罪ではないと言うのは明らかにおかしいでしょう。
それでは全ての人類が罪ではなくなります。
保守に言わせれば聖書は差別どころか全ての人類を平等に扱ってるんですよね。
(もちろんリベラルの気持ちも理解できますが)
クリスチャンの対応
正々堂々とした議論が必要
先にも言った通り、この問題は当事者の信仰や救済論に関わりうる重要な問題です。
神様は私たちの好き嫌いのために動いてくださる存在ではありません。
私たちが自ら神から離れたのです。
そして神は私たちが自分の判断で戻ってくるのを待っています。
感情的になってはぐらかし、問題を曖昧なまま放置しておけば、
最悪の場合クリスチャンと名乗りながらも当事者や推進者が救われない可能性があります。
逆もあり得ます。
保守系が偽の教えを広めたとして神に裁かれる可能性もあります。
とにかくこの問題は正々堂々と議論する必要があります。
科学的、そして聖書的な議論が必要です。
そして議論するにあたって私たちは
自分たちにとって理想的な世界ではなく、
神が目標とする世界を目ざさなければいけません。
神様は怖い…?
こう聞くとなんだか神様怖いですね。
でも大丈夫ですこの世の善は神の性質そのものです。
一見、聖書の示す神の道が辛く苦しいものに見えても、
本当は、
それは罪の世界に生きる私たちには想像をすることもできないような幸せなのです。
神の御心を追い求め続ければ、必ず道は開かれるのです。
ユダヤ人も異邦人もLGBTQもありません。私たちの希望はイエスにあるのです。
ではまた、
次回。
出典、参考文献
[1]
https://tokyorainbowpride.com/lgbt/
[2]
https://ja.wikipedia.org/wiki/性的指向
[3]
https://ja.wikipedia.org/wiki/同性愛
[4]
https://creation.com/bible-homosexuality
[5]
https://visitmccchurch.com/portfolio/the-bible-and-homosexuality/?gad_source=1&gclid=CjwKCAjw_ZC2BhAQEiwAXSgClkzGtPaYxnxV0YACTCAJMoO3o1GTc2AH-ocTp29cbjRJHJow6hMYZRoCE5QQAvD_BwE
[6]
https://creation.com/what-is-sin
[7]
https://seishonyumon.com/movie/1549/
[8]
https://seishonyumon.com/movie/1564/
[9]
https://answersingenesis.org/gospel/?gad_source=1&gclid=CjwKCAjw_ZC2BhAQEiwAXSgClhoKVcz6Zy3aZkPXre5mFpwrTrsyFTb6GxsPFgn-8DwiZZ11EW23txoC7mUQAvD_BwE
[10]
https://www.gotquestions.org/Japanese/Japanese-Jesus-died-for-our-sins.html
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