2024.10.25
仕事で心身ともに疲弊していたおれは、かねてから計画していた「癒し旅行計画」を決行しました。といっても長期休暇がとれる状況ではないので、1泊2日のショートトリップです。
だが、たとえ短期でもいい。しばし現実を忘れて夢のようなひと時を体験できるオアシスはないか、こころをジャブジャブ洗濯してくれるサプリメントを探していたんだ。そうしたら、信州・阿智村で開催している「星空ナイトツアー」なるものをJTBのWebサイトで発見。覗いてみたところ、めちゃめちゃ幻想的。
予約は? 残席僅か。いまなら? いけるッ!
おもむろにポチると、そのあとはひたすら旅行のことだけを生活の唯一の希望とし、無表情で仕事にいそしみながら(それでいて、こころの中でほくそ笑みながら)カウントダウンの日々を過ごしていたのでした。
そして、迎えた旅行当日───
そして、夜
音量注意!
😱😱😱!!!
音量注意!
ナイトツアーは、みんなで芝生に寝転んで頭上に広がる満天の星空を見上げながら、進行役のお兄さんによる星座や天体の解説を聞くというもの。
開演時間が近くになると、マイクからカウントダウンの声が響きます。
「間もなく灯りが消えます。離ればなれにならないよう、お連れ様は手をつないでください。それではいきますよ。3、2、1……」そして次の瞬間、周囲の照明が一斉に落ちました。
幻想的な音楽とともに、解説のお兄さんが頭上の天空をレーザーポインターで指し示しながら、星座の解説を始めた……んだけど
バスに戻った一行は、どの顔もやや落胆していました(みんなこの星空ツアーを楽しむために参加していたので、そりゃそうだよな)。でも、添乗員さんはさすがだね。明るい口調で励ましたり、日中の景色の話題を振ってくれたおかげで、帰りの道中、徐々に空気は軽くなっていった気がしました。
空は相変わらず雲が垂れこめていたけれど、みんなの心の雲は少しずつ晴れてきたのかもしれないね(とうまいことを言ってみる😏)