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探索のきろく

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フィールドワーク。地下、路地裏、洞窟、暗がり、サブカル、メット仕事。
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#わたしの旅行記

星空ナイトツアーをゆく(長野)

2024.10.25 仕事で心身ともに疲弊していたおれは、かねてから計画していた「癒し旅行計画」を決行しました。といっても長期休暇がとれる状況ではないので、1泊2日のショートトリップです。 だが、たとえ短期でもいい。しばし現実を忘れて夢のようなひと時を体験できるオアシスはないか、こころをジャブジャブ洗濯してくれるサプリメントを探していたんだ。そうしたら、信州・阿智村で開催している「星空ナイトツアー」なるものをJTBのWebサイトで発見。覗いてみたところ、めちゃめちゃ幻想的。

京成立石駅をゆく(東京)

吞兵衛の、吞兵衛による、吞兵衛のための町「立石」。 この町にあって、いまも鮮やかに記憶に残っているのは、飲み屋ではなく「立喰 栄寿司」という寿司屋なんだ。 「よし、きょうは 寿司を食べに行くぞ」 朝っぱらから一張羅の背広に袖をとおした親に手を引かれ、電車に揺られて京成立石へ。すでに開店前から行列で、ようやく中に入ったと思ったら、淡々と食って店を出る。 「うまかったな」 「うん」 それだけ。 お洒落していくような店じゃないんだよ。立ち食いだから落ち着かないし、店内は殺風景

岡城跡をゆく(大分)

2023.11.10 大分滞在2日目。 瀧廉太郎といえば、誰でもその名前くらいは耳にしたことがあるでしょう。小学校の音楽の教科書に載っている、『荒城の月』を作曲した人です。逆に言うと、それ以上のことは知らないのでは? もっとも、自分も同じですけど。 普段の生活であまり意識することがない人物。でも、偉人であることは間違いない。そんな人物に出会える場所があるとしたらどうでしょう。瀧廉太郎がおれに会いたがっているとしたら?(言い過ぎ)  彼はいま岡城跡にいるという話を聞きつけ

稲積水中鍾乳洞をゆく(大分)

2023.11.10 大分滞在の2日目。 この地には、非常に珍しい水没した鍾乳洞があるという。これは洞窟マニアとして経験しておかないわけにはいかない。今日はあいにくの空模様だったけれど、洞窟内だったら関係ないもんね。 別府市内からレンタカーを飛ばして1時間30分。アクセルべた踏みです。

地獄をゆく(大分)

世間ではいよいよ一般人の「宇宙旅行」が現実味を帯びてきていますが、いまだ自由に往来できないのがこの世とあの世の境界線でしょう。戻ってこれる保証がないし、ましてや行先が地獄となると、二の足を踏むのもやむをえません。しかし、なんと金を払えば気軽に行って帰ってこれる「地獄バスツアー」があるっていうじゃないですか。 地獄の沙汰もカネ次第。 地獄経済もインバウンド需要で活況を呈しているようです。 道中はガイドさんがいろいろ説明してくれる。7つの海ならぬ、7つの