「芸人が農業に手を出すとかw 農業なめんな」
この記事では
なぜ中山女子短期大学が耕作放棄地再生をやるのか
昨年実験的にやった結果
今後の目標
をお伝えします
昨年から木頭ゆずの栽培のお手伝いをしてます。
いわゆる「耕作放棄地再生」です。↓が実際の写真。なかなかの森です。
コロナでお笑いの営業系のお仕事が一切無くなり収入激減、じゃあどうやって稼いでいこう、となったところで徳島の名産品で商品開発できないか、なんて考えで昨年那賀町にお邪魔しました。
そこで出会った地域お越し協力隊の立川さんという方が耕作放棄地のゆず畑を再生しており、お話を聞くうちに
他人様が収穫したもので商品開発よりも畑の再生自体に携わった方が継続的な利益と町の活性化に繋がるんじゃないかと思いました。
木頭ゆずは最高級品はEU圏にも出荷されるブランド品です。
非常に手入れされ管理の行き届いた畑もあるんですが、一方で農家さんの高齢化はご多聞に漏れず深刻で、無数に放棄されたゆずの木が存在してます。
放置されたゆずは香りを発し、その匂いに釣られ猿が山から降りてくる。
その猿が他の作物を荒らして、被害が出る。
なので耕作放棄地を放っておくことは、地域のライフゲージをじわじわ削っていくみたいなことです。下段の弱パンチ(↓+P)です。
ここまで聞けば山間部の社会問題っていうことで決して楽しい話ではないんですが、
立川さんのやり方を聞いてるうちにこの畑を再生させられれば、みんなにメリットがあるワクワクする取り組みになるんじゃないかと思うようになってきました。
非常にいいと思ったのは
・ゆずの木は「もう既にある」
・ゆずは風土に適しており「野生化しても実をつける」
・手入れが最低月2回ほどで済む
・農薬がかかっていない
・ゆずは都会で高い
・木頭ゆずめちゃくちゃ美味しい
と言う点です。
野菜や米の耕作放棄地再生というと、畑を整備して耕し、種巻きや苗を植え適宜水をやり、害虫駆除にも気を配り、、、、というイメージですが、ゆずの耕作放棄地は「収穫可能なゆずの木が既に生えている」状態です。
肥料と剪定と草刈りを適切なタイミングで行えば収穫は他の作物よりかは手間がかからないです。
実際立川さんも出会った時は家業の手伝いの傍ら、ゆずの栽培に取り組んでおられました。
というわけで大阪で拠点のある中山としては
徳島の仕事の合間に畑に行き、既にあるゆずの木の収穫量を最大化させ、収穫の時期にはゆずを大阪に自分で出荷する。
ということができるのです。
実際昨年収穫手伝わせて頂いたものを劇場のブース、バイトでお世話になった大阪の「大衆食堂スタンドそのだ」さん、青果の卸をやってる元芸人の先輩・藤本さんの会社に販売させて頂いたところ、地元で売るより約3倍の利益が出ました。
輸送費は芸人の仕事の移動も込みなので「ついで」で出荷できる。これを本格化しまだある他の耕作放棄地のゆずも収穫できればダッシュ村的な番組も作れて、継続的に耕作放棄地を支援するユニークな仕組みが作れるんじゃないかと思ってます。芸人が自分でユニークとかいうの?とかは置いといて。
土地の所有者さんはご自身が今まで手入れしてきたゆずの木を活かせ、
就農している方には利益が出る仕組みができ、
消費者はブランドゆずを手にすることができる。
もちろん経営も農業もやったことないです。しかし課題にぶつかりつぶれて立ち上がることで徐々に理想に近づいて行きたいと思います。こちとら売れない芸人15年やってるんで打たれ強さは特殊部隊クラスです。
思い描いてるのは全員が喜ぶ環境づくりです。誰かが負を背負った状態で無理してるのではなく、全員がいい関係で利益を上げていくことができればと思います。
お力添えの下、徐々に自分で稼ぐことで農家、所有者、消費者への好循環を生み持続的な活動にしていきたいと思います。
上記のことご賛同して頂けたら、クラファンへの出資よろしくお願い致します!
今年の目標はご支援頂いた皆様と生搾りゆずチューハイで乾杯することです。
おすすめリターンは中山女子短期大学のプロ野球カード占いです。
ゆずプロジェクト、プレイボール!!!!!!!!!