Abstractを大幅訂正して、Circulationに掲載されることとなったのに報じないバカチン・インパクトwww
Lead Storiesの以下のファクトチェック記事が出たので和訳しておきます:
【和訳】タイトル:新しい「研究」は、COVID-19ワクチンが心臓病のリスクを「劇的に増加」させることを警告していない。
米国心臓協会(AHA)の新しい「研究」は、COVID-19ワクチンが心臓病のリスクを「劇的に増加」させると警告しているのでしょうか?
→いいえ、そんなことはありません。この主張は研究ではなく要旨に基づいており、人々にCOVIDワクチンの接種を推奨しているAHAの立場を表しているわけではありません。AHAの学術誌Circulationに掲載されたこの要旨は、その後訂正されました。
この要旨は、2021年12月19日のFacebookの投稿(Facebookにより削除済)(アーカイブはこちら)で引用されています。投稿を開くと以下のように書かれています:
執筆時のFacebookでの投稿は以下のような感じでした。:
この投稿は、2021年11月8日に『Circulation』に掲載された(訂正前の古い)要旨を参照したものです。この投稿では、その後、同誌が「懸念の表明」と訂正を発表したことについては触れていません。
この投稿をした人に公平を期すため、Facebookの投稿から2日後の2021年12月21日に訂正が発表されました。しかし、「懸念の表明」は、投稿よりかなり前の2021年11月24日に発表されています。懸念表明の内容は、以下の通りです。:
Circulation誌に上記要旨が掲載された直後、米国心臓協会学術集会プログラム委員会の注意を引き、要旨に誤りがある可能性があることが判明しました。具体的には、いくつかの誤字があり、心筋のT細胞浸潤に関するデータが抄録になく、有意差の統計分析も提供されておらず、著者は逸話的データのみを使用したことを明確にしていません。この「懸念の表明(Expression of Concern)」は、現在のバージョンの要旨が信頼出来ない可能性があることを示すため、適切な訂正が発表されるまで掲載され続けます。
その後の訂正で、要旨のタイトルは『mRNA COVIDワクチンは内皮炎症マーカーとPULS心臓テストで測定されるACSリスクを劇的に増加させる:警告』から『mRNAワクチン投与患者における炎症マーカーのPULS心臓検査所見の観察結果』に変更されました。
→『警告』と言っていたのが『観察結果を書いてみた』に成り下がったw。
多くの誤植が修正され、抄録の最後の文章は以下のように変更されました:
・結論として、mRNAワクチンは対照群を設けず、mRNAワクチンを接種
した単一診療所患者集団の連続したシリーズにおいて、IL-16、Fas、
HGFのような内皮の炎症と心筋のT細胞浸潤を示すマーカーとして、
これまでに他の研究者によって報告されてきたマーカー全てを数値的に
増加させるようです。(但し、統計学的な検証は行っていません)
以前は、以下のような文章でした:
・我々は、mRNA vacが内皮の炎症と心筋のT細胞浸潤を劇的に増加させ、
ワクチン接種後に血栓症、心筋症、その他の血管イベントが増加すると
いう観察結果を説明する可能性があると結論づけました。
Lead Storiesは、この要旨の著者であるSteven Gundry氏に、彼の研究内容について問い合わせを行いました。返答があれば適宜、この記事を更新します。
また、この抄録についてAHAに問い合わせました。2021年12月21日付けの電子メールで、広報担当者はこう書いています。:
どのような学術会議であっても、抄録のプログラム開発のための実践基準は、科学的妥当性を評価するのではなく、科学的な議論を促すことを目的としたものです。投稿する研究者は、常に要旨の妥当性を証明しなければなりません。要旨はその後、著者の身元が分からない独立した審査委員会によって審査され、会議で議論される科学的問題や見解の多様性に貢献する可能性に基づいて検討されます。当協会は、要旨の正確性や信頼性に関して、いかなる表明や保証も行ないません。声明や結論は常に研究著者のものであり、必ずしも当協会の機関方針または立場を反映するものではありません。
更に以下のように続けました。:
当協会は、COVID-19ワクチンに関する当協会の見解について、特に科学的会合に不慣れな一般市民の間で混乱が生じたことを遺憾に思っています。米国心臓協会自身は、明確にパンデミックに対処するための最良の公衆衛生戦略としてのワクチン接種に対して信頼を置き支持します。
米国で使用が承認されているCOVIDワクチンは、心臓病のリスクを増加させることは知られていません。しかし、全てのワクチンと同様に、COVIDワクチンにもリスクがないわけではありません。
CDCは、心筋炎(心筋の炎症)および心膜炎(心臓の外側の粘膜の炎症)の報告を監視しています。どちらも、特に思春期の男子に、認可されたmRNA COVID-19ワクチンのまれな副作用として報告されています。それでもCDCは、既知の利益が潜在的なリスクをはるかに上回るため、ワクチン接種を受けるよう引き続き推奨しています。