CDCのCOVIDデータトラッカーはCOVID-19の死亡数を下方修正しましたが、より信頼性の高い死亡率データは依然としてCOVID-19が米国における主要な死因であることを示しています。
【主張】
CDCは「18歳未満で記載していた死亡の約4分の1を含む、COVID-19に関連する数万の死亡を削除しました」、それは調整前に「特に18歳未満のCOVID-19によってもたらされる脅威を誇張する」ことを目的としたものです。
【評定概略】おおむね正しい。
【評定詳細まとめ】
正しい:
CDCは、COVIDデータトラッカーの毎日の死亡数から、416人の小児死亡を含む70,000人以上の死亡を削除したことを認めました。これは、COVID-19以外の死亡を集計に含めたアルゴリズムのエラーによるものです。
不十分なサポート:
米国国立保健統計センターのより正確な死亡数から、COVID-19が死亡の重要な原因であることが分かります。また、CDCがCOVID-19の重症度を誇張したり、小児ワクチン接種を奨励するために、意図的にCOVID-19の死亡者数を膨らませたという考えを裏付ける証拠はありません。
誤解を招く:
COVID-19による死亡がCOVID-19ワクチン推奨の主な理由であるとほのめかすことにより、この主張は、ワクチン接種の唯一の理由は死亡を防ぐためであることを示唆しています。しかし、ウイルスの蔓延やCOVID-19による持続的な医学的問題のリスクなど、考慮すべき他の要因もあり、これらはいずれもワクチン接種によって軽減することが可能です。
【要点】
CDCは、COVIDデータトラッカーから7万件以上の死亡事例を削除し、その中には小児死亡事例416件が含まれています。
CDCによりますと、アルゴリズムの誤りにより、COVID-19に起因しない死亡が誤って含まれていたため、この修正が必要になったとのことです。
とはいえ、COVIDデータトラッカーにおけるCOVID-19による死亡者数の下方修正は、COVID-19が当初考えられていたよりも死亡率が低いという証拠ではありません。
それどころか、死亡診断書データを用いた米国国立保健統計センターのより信頼性の高い死亡率データは、COVID-19による死亡者数がCOVID Data Trackerのそれを上回ると報告しているのです。
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