【まとめ記事】COVID-19ワクチンには酸化グラフェンは含まれていません。
Lead Storiesの記者さんが上手くまとめてくれているので和訳を付けておきます。
酸化グラフェンに限らず、 #デマ吐き反ワクチン の数々の #難癖 をまとめてありますので、是非ご一読下さい(^o^)b。
米国で承認されているCOVID-19ワクチンの中に、酸化グラフェンを含むものがありますか?いいえ、そんなことはありません:酸化グラフェンは、米国で利用可能な4種類のCOVID-19ワクチンのいずれにも成分として記載されていません。酸化グラフェンがいずれかのワクチンに含まれていることを示す公的に入手可能な信頼性ある証拠は存在しません。
酸化グラフェンがワクチンに含まれているという主張は、2021年6月28日付けの暫定報告書が公開された後、ソーシャルメディアで広まりました。これは、スペインのアルメリア大学のPablo Campra教授が、ウェブサイトlaquintacolumna.netを運営するRicardo Delgadoの依頼を受けて作成したものです。その後の報道では、あたかも同大学の研究者チームがこの分析に取り組んだかのように伝えられていましたが、実際はそうではありませんでした。
2021年7月2日、アルメリア大学は、この分析・報告書が同大学によって作成されたものではないことを明らかにし、誤った主張を広めた者に対して法的措置を取るとする公式声明をTwitter上に掲載しました。その時以来、多くの反ワクチン物語が、ワクチンには酸化グラフェンが含まれているという誤った主張に基づいて展開されています。しかし、実際にはそうではありません。
酸化グラフェンとは?
グラファイトは、3次元の炭素結晶です。
グラフェンは、この蜂の巣状の炭素格子の1層で、厚さはたったの1分子です。2次元の物質と考えられています。
酸化型である酸化グラフェンは、水などの溶媒に分散させることが可能となっています。
グラフェンは2004年に発見されたばかりですが、この新素材には多くの潜在的な用途があると考えられており、研究が進められています。
Britannica.comのビデオでは、柔軟なソーラーパネルや タッチパネル式ディスプレイ等、科学者が研究している有望な用途のいくつかを紹介しています。
ワクチンに含まれていないもの
CDCのウェブサイトには、「Covid-19ワクチンの概要」というページがあり、4種類のワクチンについて、それぞれの違い、安全性、副作用、有害事象などが説明されています。この概要には、どのワクチンにも含まれていないものの一覧が掲載されています。その6番目の項目には、グラフェンに関する反ワクチンの偽情報の中で取り上げられているいくつかの事柄が列挙されています:
このワクチンは、幼い子供の上腕の筋肉や大腿部にも注射として投与されます。
COVID-19のワクチン成分は、殆どの人にとって安全であると考えられています。
COVID-19ワクチンの成分のほぼ全ては、脂肪、砂糖、塩類と言った多くの食品に含まれる成分です。
COVID-19ワクチンのいずれも、私たちのDNAに影響を与えたり、相互作用したりすることはなく、以下のようなものは含まれていません。
チメロサールや 水銀といった防腐剤、またその他のいかなる保存剤も使用していません。
スルホンアミド等の抗生物質は一切使用していません。
イベルメクチン等の医薬品や治療薬を含みません。
中絶胎児細胞等の組織、ゼラチン、動物由来の材料は使用していません。
卵や卵製品、グルテン、ピーナッツ、木の実、ナッツ製品、ナッツの副産物といった食品タンパク質の使用は禁止されています。(COVID-19ワクチンは、食品を製造する施設では製造されていません)。
鉄、ニッケル、コバルト、チタン、レアアースといった金属を使用していません。
また、マイクロエレクトロニクス、電極、カーボンナノチューブ等のナノ構造体、ナノワイヤー半導体等の製品も使用していません。
ラテックス不使用:ワクチンを入れるためのバイアル栓にも、ラテックスは使われていません。
ワクチンに含まれるもの
CDCの概要では、4種類のワクチンそれぞれについて簡単に説明しています。各項目を展開すると、各年齢層における食品医薬品局(FDA)の承認日や緊急時使用許可(EUA)、名称変更の有無などの情報を表示することができます。各ワクチンについて、成分のリストは、各成分の種類と目的別に分類されています。また、各ワクチンのFDAファクトシートへのハイパーリンクもあります(下記で提供)。これらのワクチンの成分として、酸化グラフェンは記載されていません。
グラフェンの主張を取り上げた過去のファクトチェック
以下は、Lead Storiesが、この根拠のない酸化グラフェンの噂から発展した、いくつかの誤った主張を論破したものである:
酸化グラフェンは、大量虐殺を行なうためにワクチンの99.99%を構成している。
酸化グラフェンは、ナノテクノロジー、エボラ出血熱、マールブルグウイルスを被接種者の血液に送り込むためのワクチンの一部に含まれている。
マールブルグ・ウイルスが非難されたのは、実はグラフェンの泡を遠隔操作で爆発させ、ワクチン接種者を殺したからであった。
世界的な政府の殺人計画には、外部からの量子もつれによって人々を操作することが含まれている。
ワクチンに含まれるグラフェンが5人の航空会社のパイロットを殺し、カミソリラインのナノ粒子がスポーツ選手やアストロワールドのコンサート参加者を殺している。
Modernaは《Nanocensor》の特許を持ち、他のワクチンも《NanoRouter》を持ち、COVID-19ワクチンではアプリでBluetoothに接続出来るようになっている。
グラフェン脂質ナノテクノロジーに関する中国の特許は、全てのワクチンに酸化グラフェンが含まれている証拠だ。
自己組織化し自己認識するアルミ製ナノ粒子の寄生体とグラフェンがワクチンに含まれていることが判明した。
オーストラリアはCOVID-19ワクチンを「毒」と見做している。
磁気スライムの動画は、ワクチンからのグラフェンが人々の体内で何をしているかを示す例である。