【お前は何を言っているんだｗ】オリンピックの航空ショーでフランス空軍がロシア国旗を色付きの煙で作ったことを証明する映像ではありませんｗｗｗ。
フランス空軍のアクロバット飛行ジェット機が、2024年5月8日にフランスのマルセイユにオリンピックの炎が到着するのを記念して、誤ってロシアの国旗を示す煙を出したのでしょうか？いいえ、そんなことはありません。8機のアルファジェット機は、フランスのトリコロール（青、白、赤）の色と順番で煙の跡を残しました。ロシアの三色旗は白、青、赤です。遠くから撮影された映像では、遠近法のために青と赤の煙の跡が隣接しているように見えます。飛行機の下から撮影された映像は、フランス国旗の色を示しています。
この動画は2024年5月9日、旧ツイッターのXで@MyLordBeboが公開した投稿に掲載されました。投稿には次のように書かれていました：
この投稿は、執筆時点ではX上で次のように表示されていました：
2024年5月8日、2024年夏季オリンピックの聖火がギリシャのアテネからマルセイユに到着しました。フランスのエリート曲芸飛行隊であるPatrouille de France（フランス軍警備隊）の8機のジェット機が、聖火を運んだ船Belem号を出迎え、数百隻の小型船を従えて、Ratonneau島と本土の間を航行し、マルセイユ旧港に入港しました。
この@MyLordBeboが投稿したジェット機の18秒間の映像は、編集されていない本物のように見えますが、映像は誤って伝えられています。色のついた煙の間に白い煙が見えますが、この映像が撮影された角度からははっきり見えないかもしれません。
この映像に写っている目印--多数のヨット、岩の露頭、右下隅にある建物（水先案内人ステーション）（上の写真）--は、この映像が、オリンピックの炎の祭典が開催されたマルセイユ旧港から海を隔てて約3マイル離れたRatonneau島のPort du Frioulから撮影されたことを示しています。
動画の0:06からのスクリーンショットは、ジェット機がスモークを上げる瞬間を映し出しています。ジェット機は操作に応じてスモークを出したり消したりすることが出来ます。このスクリーンショットでは、中央の白い煙の軌跡の視界は青い煙で部分的に遮られ、別の白い軌跡は編隊の高い所を飛ぶジェット機によって作られていることが分かります。
地元ニュースサイトLa Provenceが2024年5月9日にYouTubeに投稿した動画には、出来事の時系列が示されています。動画の43秒：マルセイユ旧港の上空をPatrouille de Franceの8機のジェット機が飛び、頭上にフランス国旗の色が映し出されています。Lead Storiesが翻訳したキャプションは次の通り：
午後7時20分：フランス軍警備隊機がBelemの旧港入り口上空を飛ぶ。
19時20分： フランス軍警備隊機がBelemの旧港入り口を通過。
オリンピックのYouTubeチャンネルが2024年5月8日にライブ配信した映像には、航空ショーの様子が映し出されています。
上空でオリンピック・リングを形成し、青、白、赤の煙を上げて旧港上空を通過した後、ジェット機は旋回し、煙が消えるのを待ちます。ジェット機は新しい編隊に再編成され、再び旧港に接近し、映画のようなフィナーレを披露してくれました。編隊は別々の方向に離散し、Belem号のマストの後ろに巨大な扇状の煙の跡を残して背景を形成しました。
MyLordBeboの映像はこの2回目の通過の開始時に撮影されたようで、雲を背景にピンク色の煙が散っているように見えます。22:26の時点で、ジェット機の接近を正面から見た映像（下の写真）は、白い煙が色のついた煙の軌跡の上にあることを示しています。この角度から見ると、Ratonneau島（下の挿入図参照）は見る人の左側にあり、その視点から見ると、赤と青の煙の色が接しているように見えます。
その他、Lead Storiesによる五輪関連の主張のファクトチェックはこちらからご覧頂けます。