COVID-19ワクチン大量虐殺の有罪判決に関するデマ主張がネット上で広がっています。
International Common Law Court of Justiceに関するAFPのファクトチェック記事が出ました。
【和訳】
カナダのJustin Trudeau首相、イギリスのエリザベス女王、ローマ法王フランシスコなどの公人が、COVID-19ワクチン接種への支持を理由に大量虐殺の罪で有罪判決を受け、逮捕に直面しているというソーシャルメディア上の投稿があります。カナダ政府と独立した専門家は、証拠として共有された文書は合法的な裁判所からのものではないと言っています。
2022年1月15日にRumbleに投稿され、数万回視聴された動画は、そのタイトルが「大手製薬会社、政府首脳が逮捕に直面、裁判所が大量虐殺のかどで有罪判決をして、ワクチン接種は禁止される」となっています。
このビデオには、Kevin Annettという人物が登場します。彼は、カナダ国内にある自称独立組織「カナタ共和国」の3人の国家召集人の1人であると自称しています。
→つまりは、#並行世界 をお持ちwwwの #あたおか な #変わり者 が何か言っているってことですwww。
Annettはビデオの中で自らを「International Common Law Court of Justiceの最高顧問」と称し、同様の主張をする自身の発表した記事を紹介しています。
→ #並行世界 にあるらしき裁判所です。我々下々には当然見えませんw。
その記事には、1月15日付の文書が含まれており、International Common Law Court of JusticeがTrudeau、エリザベス女王、製薬会社PfizerとGlaxoSmithKleinの最高経営責任者を含む人々を、ワクチン接種を巡る「人道に対する罪」で有罪にしたと書かれています。
カナダ司法省の広報官であるIan McLeod氏はAFPにこう語ってくれました。「The International Common Law Court of Justice は公認の国際裁判所ではありませんので、カナダでは何の権限もありません。」
独立した法律専門家も同意見だ。
マギル大学のFrédéric Mégret教授(法学)は、次のように述べました。「The International Common Law Court of Justiceは司法権を持つ機関ではなく、この文書で発表された措置は象徴的なものに過ぎません。」
→『相手にしてはいけません』な #並行世界 の住人に象徴的ってことですよwww。
『採択する権限がありませんので、厳密な意味での「措置」ですらありません。』と付け加えています。
ダルハウジー大学のRobert Currie教授(法学)も、「この文書は法的地位も権力も全くなく、完全にでっち上げである。」と同意しています。
この文書は、国際刑事裁判所のロゴに似たものを使っている。国際刑事裁判所は、「国際社会が懸念する最も重大な犯罪(大量虐殺、戦争犯罪、人道に対する罪、侵略の罪)を犯した者を捜査し、必要な場合には裁判にかける正当な機関である」と、そのウェブサイトは述べています。
2つのロゴの比較はこちら。:
ソーシャルメディア上では、この文書を共有する投稿の中で、ハーグにある裁判所を参照するユーザーもおり、裁判所の正体をめぐる混乱は明らかでした。
しかし、Currie氏はこう言いました。:
『「International Common Law Court of Justice」などという裁判所は存在しない。』
Annettにたどりつく文書がソーシャルメディアで共有されたのは、これが初めてではありません。2020年9月、AFP Fact Checkは、カナダのCOVID-19緩和措置が「違法」であるとの主張を虚偽であると判断しました。
カナダ政府のメディア広報担当者であるStephane Shank氏は以前、『「カナタ共和国」は正当な政府・法制定機関ではない』と発言しています。
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