【カワイイで介護を変革】会社員として働きながら個人事業を立ち上げ_女性社長コラム#8
女性社長.net編集部です。
女性社長コラムでは、女性社長.net会員様に執筆していただいたコラムをお届けしていきます。
【この記事はこんな方におすすめ】
・仕事と子育ての両立に困っている方
・現在会社員だが、自分で事業の立ち上げも視野に入れている方
・介護福祉分野の新規事業を考える方
第８弾となる「女性社長コラム」は、一般社団法人カワイク介護の楠本あやさんです。楠本さんは、ダブルケアラーでありながら、経験と実績を活かし「カワイイ」をテーマに介護福祉業界の変革に挑んでいます。そんな楠本さんに会社員時代～個人事業、法人化までのストーリーを書いていただきました。
それでは、どうぞ ！
はじめまして。
芦屋で「カワイイは介護を救う」を合言葉に掲げて介護に関わることをカワイクサポートする事業をしています。楠本あやと申します。
初めて聞く方はなんじゃそりゃ？ って事業かと思いますが、私の今も続く、育児と共に始まった家族３人の介護経験と、老人ホーム紹介業での2000件以上のご介護相談実績と、世界共通でだれもが気分の上がる「カワイイ」をテーマに、老人ホーム紹介業やイベントやセミナー等しています。
自然と身に付いた経営者マインド
元々高校生の時からまわりに経営者がおり、事業のお手伝い等も行っていました。また、300人規模のママサークルを立ち上げ、イベントや企業のプロモーションもしていたので「あやちゃんはどんな経営者になるんだろうね〜」と周りからも言われていました。そんな環境の中で、いつかは経営者になるのかなぁと自然に思い込んでいました（笑）。
過去の言葉が事業のヒントに。ないから作る。
34歳の時、少し落ち着いて腰を据えて働こうと思い、老人ホーム紹介業の営業として介護福祉の世界へ。
入社３ヶ月目で祖母が倒れ、同居介護をしながら働く生活が始まりました。そのタイミングで、全国誌に私の人生が漫画として取り上げられました。
当時、休日や時間も関係なく入居相談の電話がかかる事が多く、ありがたい反面、育児も介護もしているシングルマザーの私には体力的にも時間的にも対応できる数の限界を感じていました。
その時、介護で不安などから孤独になっている方の力になりたいと思い、あの漫画を思い出しました。将来についてなんとなく
『カワイイものがないから選べるカワイイものをつくりたいです』
と話していたこと。
会社員と並行し、個人事業をスタート
そこからは即行動！
屋号を決めたら友人の経営者に相談し、次の日にはデザイナーをしている友人について来てもらい生地を購入（笑）。
そしてサンプルを作ってから会社の社長に『もう十分頑張ったと思うのでやりたい事をやらせて下さい』と直談判し、新規事業で「カワイク介護」を老人ホーム紹介業と並行してスタートしました。
私が「カワイク介護」を起業したのは「いい日」だったから（笑）。
メディアで「風の時代」とよく聞くようになり、もっと羽ばたきたいなと思いながらネットでなかなか訪れない縁起が良い日が迫っている事を見てあと先考えずに「いい日なんで開業届出したいです！キリもいいし年末で辞めます！」と自分の運の良さを信じて起業しました（笑）。
実はこれが「カワイク介護」の始まりで起業の始まりです。
個人事業主から女性社長へ
はじめは、個人事業主としてカワイイ介護グッズの企画販売をしていましたが、約１年後に法人化し、現在は講演やセミナー、１３００人来場したファッションショーも含めたユニバーサルデザインイベントなどのイベントプロデュースも行っています。
今後は、海外や芦屋以外でもカワイイをテーマに介護に光を当てて行きたいと思っています！
最後に：自分を元気にする言葉
編集部：楠本さんより、ご自身を元気にする言葉をいただきましたので紹介します。
「反省はするけど後悔はしない」
楠本さん：意外にも気にしたり、引きずってしまう所がありますが…
いいことも悪いことも起こるべくして起こることがあって、その意味を徹底的に落とし込むようにしています。
後悔をしたってその時には戻れないし、私に時間や力をかけてくれた人たちに申し訳ないから、反省して修正して行動してポジティブに倍返しする。
その繰り返しで強くなってきたと思います。
まだ法人２年目ですが、まわりの人と一緒に介護福祉の世界をカワイイで彩れるよう頑張ります。
【楠本さんプロフィール】
「カワイイは介護を救う」を合言葉に介護福祉に関わるものをカワイクサポート。「カワイイ・タノシイ・オイシイ」からあらゆる垣根を越え相互理解をする産官民学かつユニバーサルデザインのイベント「ユニバーサルカワイイ」をプロデュースし、第３回には1300人来場。性別年齢をシームレスに超えて、あらゆる人を巻き込み、多分野に事業展開。老人ホーム紹介業で2000件以上の介護相談実績。25歳からひとりで家族の介護と育児を行ってきた自らの経験に基き、相手に寄り添い、最も必要とされるプランや施設を提案することで、クライアントからの信頼が厚い。現在、介護に関わる女性のための介護女子交流サロンを準備中。第8回「J300アワード」特別賞受賞。
女性社長.netよりひとこと
楠本さん、お忙しい中、コラム執筆をありがとうございました。
楠本さんとのご縁は女性社長.netが企画運営する「J300アワード」が始まりです。ですが、2021年に特別賞を受賞された後の活躍が目覚ましく、女性社長.netとして注目していた女性起業家のお一人です。特に、産官学連携で実施されているイベントは、年々数が増加し、第3回は1300人とのこと…ご自身のキャラクターを活かしながら、経験・実績をさらに積み上げている楠本さんに今後も目が離せません…！
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