リモートワーク下のコミュニケーションのヒント(その1) 永田潤子
リモートワーク、上手く行っていますか? 以前からリモートワークの環境にあった企業の方々からも、ここまで徹底したリモートワークは初めてなので、顔を合わせない環境でのマネジメントの課題が見えてきたとの声をお聞きします。
そこで、リモートワーク下のチームマネジメントやコミュニケーションのヒントについて、しばらくお伝えしたいと思います。
さて、リモートワークでのチームマネジメントは、今までのリアル場でのチームマネジメントと、本質 的に大きな違いはありません。
ただ、顔を合わせて仕事をするリアルな状況では、顔の表情や体の動き、声のトーンといった言語以外の情報も活用できる(ハイコンテクスト)下ですが、
リモートワークは、いわゆるローコンテクスト下でのコミュニケーションになります。
コミュニケーションは、できるだけ物事を言葉で表現し、明確に示すコミュニケーションが必要とされます。
欧米の方々のコミュニケーションをイメージしてみてください。
直接的でわかりやすい表現、明示的な表現を好み、言葉での説明を重視していますよね。
これは、ローコンテクストでの基本です。
「なるほど、論理的・直接的に話すことが、ポイントと思われるかもしれませんが、それだけではうまく行きません。」
例えば、リアルな場ではちょっとした情報交換、メ ン バー への感謝や 励し、そんなさまざまな会話が自然にあったわけです。
映像をオンにして顔は出しすればOKではなく、リモートワークになると、必要な打ち合わせだけをオンラインでやるわけですから、それ以外の会話は格段に減るわけです。
ですから、ローコンテクストの定義を拡げて、考えていく必要があります。
特に慣れないテレワーク、先への不安や戸惑いもある中で、チームとして仕事を進めるために、何が大切だと思われますか?
それは、「心理的安全性」がキーワード!
心理的安全性とは・・・次回につづく。
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