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頭髪化粧品メーカー(株)ナンバースリーが「森林保全プロジェクト」に着手

 美容室向けの頭髪化粧品および医薬部外品を主に製造する(株)ナンバースリー(浅野全民社長)は、 2021年1月より、(一社)フォレストック協会(松崎為久代表理事)が運営するフォレストック認定制度を活用した「ナンバースリー フォレストック・プロジェクト」を開始することをこのほど発表した。

 同プロジェクト」は、 ナンバースリーが指定するVegan認証ヘアケア商品を、 取り扱い美容室から消費者が1本購入すると、 消費者平方メートル 、 美容室1平方メートル 、 ナンバースリー1平方メートル の合計3平方メートル の森林を1年間保全するためのCO₂吸収量クレジットを、同社が購入するとういうもの。

 フォレストック認定制度は、 日本の森林を対象に第三者機関が調査審査を行ない、 森林の管理・経営や生物多様性保全の水準が一定以上の森林のみを認定した上で、当該対象森林において適切な森林管理の結果、増加するCO₂吸収量クレジットの販売を認める制度。

 森林が有するCO₂吸収源としての機能や生物多様性保全の機能を価値化し、それらをCO₂吸収量クレジットとして企業や国民が購入、その資金が対象森林の整備費用等に還元され、対象森林の管理・経営を持続的に向上させることができる。

 持続的な森林整備(間伐、枝打ち、下刈り等)は、森林の水源涵養機能および災害防止機能を強化維持し、さらには地球温暖化の要因となっているCO₂の吸収量を増やし、また、森林や里山の生物多様性の保全にも繋がってゆく。

 ナンバースリーは当プロジェクトを通じて、地球温暖化の抑制と生物多様性の保全、また災害防止のために森林保全が大切であることを訴えかけるとともに、同社の得意先である美容室や消費者にも、森林保全に関わってもらうことを促していきたい、との意向を示している。