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「安全・安心、利益よりコンプライアンスが何より優先」の考えを引き継ぎ、希望の光へと力強く歩む/日本ネイリスト協会(JNA)
特定非営利活動法人日本ネイリスト協会(JNA)
理事長 仲宗根 幸子
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年は激動の年となりましたが、皆さまに変わらぬご理解とご協力を賜り、何とか乗り越え、新年を迎えることが出来ました。ご尽力いただきましたネイル業界、美容業界、全ての皆さまに心より感謝申し上げます。
昨年の「東京ネイルエキスポ」は、新型コロナウイルス感染拡大の状況下において通常開催を断念せざるを得ませんでした。しかし当協会が創立以来続けてきた伝統を継続するため、11月29日・30日の2日間、業界初となるネイルのオンラインイベントを開催いたしました。
試行錯誤を重ね、多くの方々の知恵とご協力をいただき、無事盛況にて終えられたことで、ネイリスト、ネイルサロン、ネイル業界に関わる多くの方々に「活力」と「希望」を持っていただくことができたと思っております。ご協力いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。
さて、なかなか終息の見えない新型コロナウイルスの感染状況ではありますが、立ち止まってばかりはいられません。当協会はネイリスト、ネイルサロンにいち早く感染対策のガイドラインを示してまいりました。また、JNAジェルネイル技能検定、試験官推薦団体の委嘱を受けているネイリスト技能検定(JNEC主催)の実施についても、試験官への衛生管理・感染対策の指導を徹底し、試験会場ででき得る限りの感染対策を講じて実施しております。
明るい希望として、今年上半期にはワクチンの投与が始まるであろうということが報告されています。まだまだエンジンとブレーキを交互に繰ってのご苦労が続くと思われますが、人類の歴史上、ウイルスとの戦いに負けたことはありません。図らずも新型コロナの感染で気が付いた、また築くことができた人と人との絆の大切さをもって、令和3年は希望の光へと力強く歩んで行きましょう。
また、新年早々無念なお知らせとなってしまいますが、当協会最高顧問・理事の瀧川晃一氏が、昨年10月にご逝去されました。理事長として約11年、その後は最高顧問・理事として「ネイル業界の健全な発展」の為、卓越した指導力を発揮し、私たちを導いてくださいました。大きな存在を失い、未だに無念さと悲しみ、喪失感を抱き続けております。
しかし瀧川最高顧問・理事は「それでも力強く歩め」とおっしゃるでしょう。氏が最後まで貫いた「安全・安心、利益よりコンプライアンスが何より優先」という考えを引き継ぎ、これからも邁進してまいります。ネイル業界と美容業界を繋いでくださった「絆」を大切にし、さらに強固にするためにも、故人の遺志に背くことなく努力を重ねてまいります。
令和3年が皆さまにとりまして輝ける年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。