【事業レポート⑥】沖縄県三線製作協同組合「三線出前コンサート&ワークショップ」
令和5年12月15日(金)「沖縄県三線製作協同組合」による「三線出前コンサート&ワークショップ」が沖縄市立北美小学校にて行われました!
事業概要
本事業では、演奏を聴くだけではなく三線職人が三線の文化的価値などについて講話することで、三線の知られざる魅力や課題について知ってもらい、三線文化について考えてもらう機会をつくります。また従来の学校公演では体験できない、三線の多様性を体感できる独奏的な演奏会を届けます。演奏ワークショップでは、実演する楽しさを知ってもらい「もっと三線を弾きたい」と思える体験を提供し、三線文化の担い手を育成できる環境形成を目指します。
実施内容
【音楽公演】
①職人講話・・・三線の歴史や製作工程、原材料の育樹の取り組みを講話
②琉球古典音楽実演・・・琉球古典音楽の成り立ちの解説と演奏
③琉球民謡実演・・・琉球民謡の成り立ちの解説と実演
④三線の多様性・創造性・可能性を発信する演目・・・速弾き技巧対決、現代音楽演奏、舞踊等
【演奏ワークショップ】
「音楽公演」の後日、三線に興味を持った児童生徒を対象に演奏ワークショップ参加を呼びかけ、体験会を複数回開催。
事業を終えて
三線の材料を見る機会が少ないこともあり、こどもたちからの反応がすごかったです。公演休憩時に、実際触ったり、三線職人とも直接お話して職人の方に質問をしたりしていました。
公演での琉球古典音楽演奏では、踊り体験も行ったのでアンケートにも楽しかったとの感想がありました。三線という楽器で、ゆったりした旋律、テンポの速い曲、それぞれの内容は楽しめたようでした。三線ワークショップは5年生のみとなったが、(トロンボーンカルテットルーク事業担当者より)実際に演奏していた奏者に教えてもらって集中して演奏体験を行っていました。学校側でも、クラブは継続していきたいとのお話が出ており、三線文化担い手育成の機会にしていきたいです。
(沖縄県三線製作協同組合事業担当者より)
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!😊
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