繋がってくHistory 受け継がれた情熱 | JUMPartyに見るHey!Say!JUMPの”気負わなさ”と”自信”
2025年が幕を開け、早くも4日が経とうとしています。あ〜〜〜〜〜〜〜〜。JUMParty、楽しかったな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!! ということで、今もなお見逃し配信中の「JUMParty 2024−2025」の参戦備忘録を書こうかな、と思います。
2年連続、”アレ”がない12月31日の東京ドーム
まず、偶然このnoteに出会った方に向けて、JUMPartyのご説明を。「JUMParty 2024−2025」は、2024年12月31日から2025年1月1日にかけて東京ドームで行われた、Hey !Say !JUMP(以下、JUMP)の単独カウントダウンイベントです。大晦日の東京ドーム・・・といえば、旧 J事務所の合同カウントダウンコンサートが行われていたことについて、この界隈を通ってきていなくてもなんとなくはご存知かな。と思います。
ヴォルデモートのようにあの人の名前すら言えなくなってしまった事件から2年、今年も”あの”イベントは開催されないことが報道され、12月29日・30日・1月1日に単独公演が決定していたJUMPが2年連続で大晦日単独公演を担うことになりました。(念のために、このnoteは、故:例のあの人の行いを全肯定するものではありません。)2023年大晦日は追加公演という形で、年を跨がずにツアーと同じ演目を行ったJUMPですが、今年は年跨ぎ、しかもJUMParty!・・・ということで、私もウキウキで応募。見事当選し、当日会場に向かいました。
(※ちなみに、JUMPartyとは、JUMPが2010年ごろから使い出した、特別なお祭りの名称•••と思っていただくとわかりやすいかと思います。最初はシングルの抽選特典でバラエティ的なDVDから始まり、次第にPV制作権をかけた割と重要な大会が開かれたり、2017年には代々木で有観客イベントになったりもしました。)
そうきたか、JUMParty!
こうして急遽決まったJUMPartyの開催ですが、本人たちがどうやら超楽しみにしているぞ・・・ということはツアー中のMCや各SNSから伝わってきていました。「セトリ決めた!」「リハした!」などの報告にとどまらず、「他アーティストの曲もやるよ!」「知念リハ楽しそうだったw」「シャッフルユニットもやるよ!あの人があの曲を〜?」みたいなネタバレまで、言いたくて仕方ない様子のJUMPが今思い出してもめちゃくちゃ可愛いです。
これらのネタバレを受けて、私も、「えーじゃあ、山田さんがペットショップラブモーションするの?」「知念さん、ワイワイ知念するの?」とか、能天気にJUMPの楽曲内で妄想セトリを組んでいたのですが・・・中身は実質「例のアレ」そのものでした。そもそも開演23時の終了24時30分、頭のいい人はこの時点で「JUMPだけで”あの”カウコンをやるって・・・コト?!」と気づいていたのかもしれません。頭悪かった。
開演開始、レッドカーペットにタキシード姿の8人が映し出されたのも束の間、冒頭数曲はJUMPの代表曲たち(RWM→ウィークエンダー→eek!→ファンファーレ!→White Love)が続きます。私みたいな穿ったオタクはもちろんですが、純粋に楽しみに来ているJUMP担ですら、「セトリ….言うほどやばいか…?」と思ったことでしょう。 そんなオタクの気持ちを読んでいるかのように、冒頭MCで「こっからだからね?!」という8人。「いやいや〜」と疑心暗鬼になる私。そしてMCが終わり八乙女さんの一言目で会場のほとんどが趣旨を察しました。
「オーケー!JUMParty!シャッフルメドレー!!!!」
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!カウコンだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!(5万5千人+配信組の心の声) Troublemakerの横並び(過去にJUMPもカウコンで披露しましたね)の多幸感から会場のボルテージは一気に最高潮になり、趣旨を察知して大盛り上がりになりました。ここからは次の章に続けます。
【カウコン】8人でやってみた!
Xなどですでに言及されていますが、ここからのセトリは、全事務所担に見てほしい!と心から言えるほどの感動ものでした。要約すると、シャッフルメドレー・スペシャルメドレーを通じて、デビュー組全グループの楽曲をやってのけたわけです。
先ずは、この公演の1・2を争う”エモポイント”になったシャッフルメドレー。Jrからの名コンビ薮・八乙女ペアによる「愛のかたまり」、JUMP随一のクレバーさを持つ伊野尾・知念ペアの「ファタール」、年上の後輩&年下の先輩のチグハグさが今も残る仲良し髙木・有岡ペアによる「ひとりぼっちのハブラシ」、互いをリスペクトする永遠のライバル中島・山田ペアによる「青春アミーゴ」・・・。見たかった!と、こんなのが見れるとは!の応酬で、会場もどえらいことになっていたと思います。(私は泣きすぎてあまり会場のことを覚えていません。) 終わった後に「ね〜?言ったでしょ?!」と自信満々なJUMPも可愛かったです。
2024年の終わりにはその年の代表作「UMP」、2025年の始まりには実質繰り上げデビュー作扱いの「Dreams Come True」を持ってくるところもセンス抜群でした。MCで語られていましたが、デビュー時にゴリゴリの尖を見せていた髙木さんからの「2024年最後はJUMPの曲がいい」という言葉、あまりにも澄んでいてそれだけで泣けました。
そして、シャッフルメドレーと合わせて、全グループの楽曲を一気に回収したスペシャルメドレー。シャッフルメドレー・スペシャルメドレーの双方を通じて、後輩の楽曲は人気曲や代表作を、先輩の曲には彼らの歩んできた道のりを感じる曲選に痺れました。(個人的に、Kinki・NEWS・V6・嵐の曲にはめちゃくちゃ懐かしい!を感じる一方で、関西Gの曲は代表作が並んでるの、東のJr出身だなー笑と微笑ましかったです。) 全グループしっかり消化するJUMPの能力値の高さにも、参観日の親の顔してしまいます。
怒涛のメドレーが終わり、締めには「DEAR MY LOVER」。たくさんの楽曲で色々な顔を見せてくれたけど、やっぱりJUMPにはJUMPの楽曲が一番似合うな!と嬉しくなる選曲でした。
ここで一般配信が終わり、ファミリークラブ限定の最後の一曲として選ばれたのSUMMARY …….?!?!?!SUMMARY?!?! 大好きなイントロに腰が抜けました。本noteのタイトルにも採用した、歌詞の「繋がってくHistory 受け継がれた情熱 この胸の誇りは決して離しはしない」を体現した公演を思い返しながら、堂々の2025年泣き始めとなりました。
本公演で改めて感じた、JUMPの”気負わなさ"と”自信”
こーーーんなスペシャル公演、事務所のアイドルを愛する全ての人に刺さるだろう♪と思った通り、連日他グループの感想をXで目にします。その中に”事務所を背負って”という言葉を見かけることもしばしばですが、そんな感想たちを見て、個人的に感じているJUMPの「背負ってる感の少なさ」について少し書いておこうと思います。
無論、事務所が紡いできた大晦日のカウントダウンコンサートを続けよう!という思いはもちろんあったと思います。MCでもせっかくやらせていただくし...!という旨の発言がありましたね! ただ、その発言に「やるべき(Should)」ではなく、「やりたい!(Want)」が前面に出てくるのが、Hey !Say !JUMPの持つ強みだな〜と感じました。
「俺は裕翔と(青春)アミーゴがやりたい」や、公演終了時の「なんか楽しかったな〜!」というメンバーたちのほぼ雑談、パフォーマンス中の楽しそうな表情、それらを思い返すと、彼らが自分たちのルーツを誇りに持ち、心からやりたい!公演をしてくれたんだろうなぁと嬉しくなっています。
今回の公演に限らず、近年のJUMPは「やりたい!」がファンの「やってほしい!」とものすごく噛み合ってきたグループだなと思います。本公演で言うなれば、「初心LOVE→ABARERO→SHAKE、全ジャンル対応してます!」という自信が感じられるセットリスト。彼らの「全ジャンルやれますし、やりたいです!」という思いも感じられますし、私も全ジャンル対応のJUMPを誇らしく、ずっとそのままでいてほしい!と思えます。
そして、私もそうだし、きっとJUMPも、「JUMP”だけ”がすごい!」と言いたいわけではないんだろうな、と思える謙虚さも感じます。いや、すごいだろ。音域も広いし、可愛さも、かっこよさも、奇跡の30代たちだよ。私にとっては唯一無二の最強集団だよ。
そんなJUMPの「やりたいことができる、見せたいものが見せられるぞ!という自信」を、これからも気負わずに楽しんで魅せ続けてほしいと、心から願う公演となりました。
そんなJUMPartyは1月13日まで、どなたでも!!!!見逃し配信をご視聴いただけます!Xに流れてる動画だけじゃもったいない!!!!!マジで、課金してみる価値を保証します!!!!
個人的感想:20年分の福利厚生
さぁ、最後に、中島裕翔くんを20年間応援してきた私としてのバリバリ主観が入りまくっている感想を話します。
先に申し上げておきますが、私は長く応援していることが偉いことだとは全く思っていません。たまたま2005年に中島裕翔くんに出会い、中島裕翔くんが美しく凛とした男性に成長してくれたおかげで、たまたま2025年もオタクを続けられているだけのことです。この配信で裕翔くんが好きになった!という人がいたらすごく嬉しいし、今からでもファンがありえないほど増えて東京ドームが水色一色になればいいと思っている人間です。
そんな私でも、この公演は、「長く応援してきてよかったな…」と言ってしまう公演でした。Jrの頃Myojoの裕翔くんを見て「最年少なのにリーダーしたいなんて生意気なこと言ってんな」と気になってからもうすぐ丸20年、Jrながらドラマに出まくり、青春アミーゴで”2人を裂く男の子”になり、いつの間にか山田くんが台頭し横並びになり、JUMPがデビューし、センターが代わり、裕翔くんがファンから見てもわかるくらい凹み、高校1年を皆勤賞で終え、ドラムや演技など自分の進みたい道を見つけ、ハイパー多趣味・努力家・品行方正な大人になるまでを応援する毎日が公演中に走馬灯のように蘇りました。
加えて、”小学生の私が行きたくても許してもらえなかったJrコン”のような、幸せな時間を過ごしました。当時はYa-Ya-yah×NEWSのSUMMARYもめっちゃ行きたかったし、番協も行きたかった、あけおめも、大運動会も、大冒険も行きたかった!あの頃見たかった、先輩の曲を歌う裕翔くん!をこんなにたっぷり見られるなんて、しかもこんな逞しい姿になっているなんて、こんな夢みたいなことあって良いのか?と、信じられなかったです。
会場が赤と青に染まったやぶひかのKinkiはずっと一緒に応援してきた薮担の姉をさすりながら一緒に泣きましたし、チェリッシュ・夢物語・HONEYBEATなどの”あの頃”を思い出す楽曲たちはガチ踊りしました。SUMMARYの感動は言わずもがなです。
中でも、思い出としてどうしても書いておきたい青春アミーゴ。
私は「圧倒的ちびJrセンターの裕翔くんの隣に現れ、仲良くなったかと思ったら、あっという間に人気を追い抜いた山田涼介」のことを当時はとてもとても疎ましく思っていたのですが(ごめん笑)、それ以上に、この二人が仲良くなって、喧嘩して、不仲になって、LiveWithMeでおんぶをして目に見える雪解けを感じて、今ではお互いを唯一無二のライバルと認め、尊敬し高め合うまでのシンメ物語をめちゃくちゃ愛しているのです。だからこそ”やまゆとのデュエット”を渇望する気持ちにはとてもとても強いものがありました。
JUMPがユニット曲をやり出した時は、「今年こそやまゆとが見たい!」と思っていたし(何年も涙をのんできたし)、24時間テレビで山田さんが青春アミーゴを歌った時は「おい!!!中島裕翔を!!!呼ばんか!!!」と唸っていました。2017年ベストアーティストで裕翔くんが亀梨くんと山下くんの間に立ち”2人を裂く男の子”として復活した時も相当泣きましたが、やまゆと青春アミーゴはもしかしたらそれ以上の幸せを感じられたかもしれません。だって、Jrでシンメだったのに、(多分)17年で1回も、デュエット歌唱ないんですよ?!
そんなオタクの怨念にも似た重い気持ちを、山田涼介さんも持っているところが、やまゆとの良さなわけです。今ではすっかり8人組の同い年メンバーになった”裕翔”と”涼介”ですが、山田さんの大事な思い出の中には「どれだけ頑張っても追いつけない”裕翔くん”」がいるのが、めちゃくちゃ嬉しくて大切です。かと思えば当の中島裕翔さんは「そんなこともあったっけねー笑」くらいでけろっとしてるアンバランスさが、また、素敵なポイントです。
改めて、山田涼介さん、私の十数年にわたる怨念を最高の舞台で、最高の形で昇華してくださり、本当に、本当に、ありがとうございました。今だけ見てオタクしてるつもりですが、まさかご当人に掘り起こされるとは思いもよりませんでした。
そして、「断るわけにはいきませんよ」と快諾し、山田さんと共に最高のステージを見せてくれた中島裕翔さん、本当に本当にありがとうございました。
あの頃は”赤が裕翔くん、青が山ちゃん”だったけれど、十数年の時を経て、”赤の涼介、青の裕翔”として蘇った青春アミーゴは、2人のこれまでの努力や道のりも感じられ、あの頃よりももっとカッコよくて、もっと素敵な青春アミーゴでした。
”エモい”という言葉でまとめるにはあまりにも重すぎる気持ちが見事に昇華された、2024年最高のステージを本当にありがとう!20年かたときも離れず応援してきた自分を初めて誇りに思うよ!笑
余談のくせに長すぎましたが(笑)終わります!マジで、Hey !Say !JUMP、今からでも遅くないです。STARTOエンターテイメントおよび、あの頃の事務所が大好きだった人はもちろん、日本のエンタメを愛してる人にもぜひ見てほしいアイドルです。
可愛い曲・かっこいい曲・おしゃれな曲・治安の悪い曲・発熱した時にみる夢みたいな楽曲、なんでもありますし、なんでもできます。158cmから180cmまで、見た目にもバリエーション豊かなメンバーがいます。MCはクラスにいる同級生の雑談を見ている気持ちになれます。一生青春です。
これからもJUMPがやりたいことを、自信満々に披露できる日々が続きますように!
2025.01.05 じょせ