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英語の苦手なところ
私が英語で未だに苦手意識を持っているところ。
それは、「do」です。
意外に思うかもしれませんが、中1英語の初期に学ぶ「Do you ~? / Does she ~?」という疑問文や「I don't ~ / He doesn't ~」という否定文を作るのが、英語を学び始めて20年以上経つ今でも苦手なのです。
理由は、恐らく、直観的でないから。
肯定文、疑問文、否定文。
全てに「do」を使うなら、まだ分かるのです。
でも、なぜ疑問文と否定文に「do」を使うのか。
逆に言えば、なぜ肯定文だけは「do」が必須ではないのか。
ドイツ語やフランス語の場合、一般動詞の否定文や疑問文に「do」のような新たな助動詞を導入する必要はありません。
ドイツ語の場合は、疑問文は主語と動詞の位置を入れ替えれば良く、否定文も多くの場合は否定する語の前に「not(nicht)」を置けば済みます。
フランス語の場合は疑問文のレパートリーがもう少し豊富ですが、イントネーションを上げれば一人前の疑問文として扱われる場合もあり、やはり英語よりも直観的な上に使い勝手が良いです。
対する英語は、なぜ「do」を入れるのか。
「do」は語順を整えるために入っているらしいのですが、私からするとその語自体に意味のない「do」を置くのがどうしても納得がいかないのです。
納得なんてしなくていいからとにかく使って慣れろ!と言いたいですが、
やはり直観的であるか、すとんと腑に落ちて納得できるかどうかって、
その後の語学力の伸びに大きな影響があると思うんです。
そもそも、どうやって学んだっけなあ。
一般動詞の疑問文・否定文。
最初に学んだ時は、まだ「動詞の原形」とか「原形不定詞」なんていう概念を知らなかったので、
「主語が3人称のときは、動詞から-sを取り、その-sをdoにつけなおして・・・」
と、若干回りくどく教わった気がします。
中1の1学期から2学期にかけてのこの一般動詞の文。
大げさかもしれませんが、その後の英語学習も含めて、
一番難しかった英文法かもしれません。
ちなみに、二番目は未来形です。
考えてみれば、「do動詞」の疑問文・否定文って、
助動詞を使った文の疑問文・否定文と考え方は同じなんですよね。
「do」は三人称単数現在形になると形が変わるという、ちょっと変わった特徴のある助動詞なだけで、基本的には普通の助動詞と同じ振舞いをします。
考えてみると、助動詞を使わないで作れる動詞(一般動詞)の形は、現在形と過去形の肯定文だけ。
be動詞も助動詞と見なしてしまえば、助動詞なしで作れる時制は、現在形と過去形の、それも肯定文だけ。
むしろ動詞だけを使うほうが少数派です。
この「do」に関する悩みは以前にも同じような記事を書きました。
英語を仕事で中心的に使うようになって、もう2年。
ようやく、この「do動詞」の疑問文・否定文が口をついて出てくるようになりました。
結局は習うより慣れろ。
直観的じゃないと言っても、結局数をこなして身体が慣れたらそれでOK。
ですが、それでもやはり、
肯定文・疑問文・否定文で全て「do」を使う、
あるいは全く「do」を使わない、
と言ったように、
どちらかに統一してくれていたら一番分かりやすかったのにな、って思います。
一般動詞を学んだ後に出てきた「can」の使いやすさに驚いた中1の冬を、今でもよく覚えています。
本当は、助動詞を学んでから一般動詞を学んだほうが、形を作る上では理解しやすいのかもしれませんね。
順番としては、とても変ですが、アラビア語も最初に過去形を学ぶ場合もあるようですし、やはり形の馴染みやすさから入るのもありかもしれません。
以上、英語の苦手なところでした。
ここまでお読みいただきありがとうございます!