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変わりつづけるベルリンの街の風景
こんにちは!
ドイツではコロナに関する規制が若干緩和されて、ワクチンを2回接種したか、感染後回復したか、24時間以内にPCR検査を受けたか、を証明できれば、レストランや博物館、ホテルなど、旅行で足を運ぶ場所への立入が可能となっています。
今回の渡独で初めての旅行をしに、ベルリンにやって来ました。
(ベルリンのシンボルの1つ・テレビ塔)
ちなみに、「接種したか、回復したか、検査した人のみに訪問を認める」という規則のことを、「Zutritt nur für Geimpfte, Genesene oder Getestete」の頭文字を取って「3つのGのルール(Die 3G-Regel)」とドイツ語で言います。
ベルリンには昔は用事で訪れることがあったのですが、以前行ったときと変わっていて驚いたことが二つありました。
1つは、地下鉄5号線(U5)の市中心部の区間の工事が完了したこと。
もう1つは、ベルリン宮殿(フンボルト・フォーラム)がオープンしたことです。
飛行機で来ていたら、ブランデンブルク空港の工事が完成したこともこれに加わったかもしれません。
ドイツの工事は「なかなか終わらない」ことで悪名高いです。ベルリン中央駅然り、ブランデンブルク空港然り…。
特にベルリンは常にどこかしらで大工事しているイメージです。
(ベルリンの中心地のひとつ、アレクサンダー広場。以前来た時は下の写真のとおり、トラムが走っていたはずなのですが・・・)
永遠の工事現場のイメージだったウンター・デン・リンデン通りと共和国宮殿跡地なのですが、工事が完了してすっかり様変わりした姿を見て、時の流れを感じたのでした(王宮のほうはまだ外部の周辺が工事中のようでしたが)。
特に、地下鉄5号線のアレクサンダー広場からブランデンブルク門のあるパリ広場までの区間が開通した意義は大きいです。
【ベルリン地下鉄5号線(左端のテーゲル空港~中央駅間は未成線)】(Wikipediaから引用)
去年(2020年)12月の開業したばかりのようで、確かに駅舎はかなり新しかったです。
(ウンター・デン・リンデン通りは地下鉄5号線と6号線が交差する)
それまで地下鉄5号線は、旧東ベルリンの中心地とも言えるアレクサンダー広場から東の郊外への既存路線と、中央駅からブランデンブルク門までの延伸区間の二つの部分から成り、その間の区間はずっと工事中でした。
個人的に、もしベルリン滞在が1日しかないのなら、ブランデンブルク門からアレクサンダー広場まで、ベルリン随一の目抜き通りであるウンター・デン・リンデン通りを歩くことをお勧めします。
(ウンター・デン・リンデン(菩提樹下)通りはこのブランデンブルク門から始まります)
この周辺には、ブランデンブルク門の他にも、ベルリン大聖堂や、ペルガモン博物館を始めとする5つの博物館から成る「博物館の島」、テレビ塔、赤の市庁舎など、観光名所が集中しているからです。
ただ、この区間はこれまで公共交通機関がバスしかありませんでした。
特にこの区間を通る路線バス100番線は2階建てが多いので、街並みを高い視線から楽しめるのは良いのですが、見知らぬ土地で外国語の停留所を聞き落としてしまわないかと、個人的にはバスはハードルが高いです。
その点、地下鉄は行き先が分かるし、駅名看板もデカデカと書いているので、心強いです。
(連邦議会(Bundestag)駅。これまではここが新線の終点でした)
地下鉄が開通したことで、中央駅から一本で博物館の島やフリードリヒ通りに行けるようになったので、観光や、街の中心街への移動がとてもしやすくなったと思います。
フンボルト・フォーラムも去年12月にオープンしました。
(2枚とも9年前に撮った写真です。川の対岸が工事中なのが分かります)
(今回、9年前とほぼ同じ場所から撮った写真です。この角度からだとテレビ塔が王宮の陰に隠れてしまっていますね)
プロイセン王国からドイツ帝国に至るまでの王宮や旧東ドイツの人民議会が入っていた共和国宮殿の立っていた跡地に作られたもので、かつての王宮を完全に復元するわけではなく、現代的な建築と融合して再建されたようです。
いずれも2020年に完成したものなので、完成から半年以上も経っているわけですが、自分の目で改めて見ると、自分の知っていたベルリンの景色が少しずつ変わっていくのを感じて、不思議な気分になります。
(ベルリンの名所詰め合わせ(大聖堂、テレビ塔、王宮))
(滞在中は雨続きでしたが、ちょうどブランデンブルク門の近くにできた水たまりに門が反射して綺麗に撮れました)
ベルリンはまだまだ工事現場が多いですし、歴史は古いけれども若い街なので、これからどんどん新しく変わっていくのでしょうね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!