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ドイツ語の語呂合わせ

今回は(久々に)短い記事になると思います。

次の文はドイツ語の語呂合わせの文です。
一体何を覚えるための文だと思いますか?

Mein Vater erklärt mir jeden Sonntag unseren Nachthimmel. 

ドイツ語文自体は「いつも日曜日になると父は夜空の解説をしてくれる」という意味になります。日本語の座りが悪いですがご容赦ください。

これだけじゃ一体何の語呂合わせか分からないと思いますので、ヒントを3つ。

単語に意味があるのではなく、それぞれの単語の「頭文字」が、覚えるべき言葉と同じ頭文字になっています。

そして、この文の単語の「頭文字の順番」に意味があります。

最後に、一応、この文の意味も語呂合わせに関係しています。

・・・・。

さて、いかがでしょうか?

正解は、

「太陽系の惑星の順番」です。

日本語の「水金地火木土天海」に相当する語呂合わせです。

それぞれの単語の頭文字を見ていきますと、

M(Mein)=Merkur (水星)
V(Vater)=Venus(金星)
E (erklärt)=Erde(地球)
M (mir) = Mars(火星)
J (jeden) = Jupiter (木星)
S (Sonntag) = Saturn (土星)
U (unseren) = Uranus (天王星)
N (Nachthimmel) = Neptun (海王星)

となります。
日本語の語呂合わせは単純に惑星の最初の漢字を取っただけですが、こちらは意味の通る文にしているところが凝っていますね。
惑星の名前自体は別に覚える必要がありますが・・・。

さて、私と同世代あるいはそれより上の世代の方であれば「冥王星」も入ったバージョン「水金地火木土天海冥」のほうが馴染みがあると思います。

実は、冥王星がまだ惑星と認められていたときは、ドイツ語の語呂合わせも別にあったようです。それが以下のものです。

Mein Vater erklärt mir jeden Sonntag unsere neun Planeten. 

「いつも日曜日になると父は私たちの9つの惑星の解説をしてくれる」

という意味の文です。最後の「P」は「Plato(冥王星)」のPです。

「9つの惑星の解説をしてくれる」という文自体が9つの惑星の名前と順番の説明になっているところが凄いですね。こちらのほうが更に語呂が分かりやすく、頭に残りやすいかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

【画像】Joeさま(Pixabay)

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