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#韓国語:初級を終えたばかりの私が3か月でハン検準2級に受かった勉強法
マンネリ化から脱却したい!
僕の大学2年生のときの経験を話したいと思います。
当時私は独学で韓国語を勉強していました。初級文法はべㇾ出版の「しっかり身につく韓国語トレーニングブック」を利用し、とりあえず一周しました。
次に同書の続編(中級編)を勉強していたのですが、独学ならではの緊張感のない勉強に気持ちがだれてしまい、思うように勉強が進んでいませんでした。
一方で、その頃僕は、単なる「語学オタク」に終わりたくない、ちゃんと使える外国語がせめて一つは欲しい、と悩んでいました。
受験生時代に得意だった英語は、大学に入ってきた帰国子女相手には全く歯が立たず、第二外国語のドイツ語は難しすぎて成長の兆しさえみえず、僕は一人で焦っていました。
その時、家族がよく口にしていた言葉を思い出しました。
それは、「何でも100回やれば必ず上達する」というものです。
この言葉の真価を確かめるには、まずは愚直にこの言葉通りに外国語を勉強してみてはどうだろうか? と思い始めたのです。
そして僕は、大学2年生の夏休みに、韓国語のニュース記事を100本読み終えてやる、と決意したのです。
ニュース記事を100本読め!
「新聞記事」ではなく「ニュース記事」としたのはワケがあります。
新聞記事の場合は、単なる情報の伝達には終わらず、文章も洗練されているため、初学者には読解が困難なことが多いのです。
これに対して、ニュース記事は、素早く的確に情報を伝えることが求められており、文章は平易で簡潔。しかも、毎日同じようなニュースが続くので、同じ単語に連日お目にかかることになり、単語の復習にも最適です。
こうして僕は、まずはKBSニュースの報道記事から勉強をし始めることにしました。
最初はもちろん知らない単語ばかりで苦労しましたが、なるべく同じトピックのニュース、あるいは日本に関するニュースを続けて読むようにしました。日本に関するニュースなら、日本語でも既に内容を知っている場合が多いためです。
そうやって30本ほどKBSニュースを読んでいくと、だんだんと知っている単語が増えていき、せっかちながらも、早く読んでみたかった朝鮮日報、更に東亜日報の一般記事や社説へと手を出していきました。
ニュース記事よりも多くの語彙数が必要とされましたが、同じテーマを読む限り、不思議と文章はよく理解できるようになりました。
そうして夏休みが終わって10月を迎えるころには、目標としていた100本の記事を無事に読破しました。
ちなみに、あくまでこだわったのは「100」という数字だけで、読む記事の難易度や長さは全く考慮にいれませんでした。読みたい記事があれば、簡単で短いものでも、難しく長いものでも、1本と数えることにしていました。
「100」という数は目標設定にはちょうど良くて、読む記事の右肩に「46/100」のように記事の番号を振っていたのですが、100に一歩一歩近づいていくのがはっきりとわかり、モチベーションが途切れませんでした。
夏休みが明けたら新聞をスラスラ読んでいた
100という数字にこだわった結果、何が変わったか。変化に気づいたのは夏休みが明けてすぐのことでした。夏休み前までは読めなかったはずの韓国語の新聞の8割近くが辞書を引かずに理解できるようになっており、たどたどしかった音読も滑らかになっていたのです。
文法書を通じて学ぶよりもニュースや新聞記事を通じて活きた文章を読むことで表現力も上がり、その秋に受けたハン検準2級にも合格することができました。
そして重要な変化がもう一つあります。「100本」という目標を達成できたこと、そして力がついていると実感できたことで、「自分にも外国語はできる」という自信が芽生えたのでした。
読者の方の中にも、スランプに悩んでいる方、語学力を向上させたいと考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひお試しください。
最後までお読みくださいまして誠にありがとうございました!땡큐~!