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【英語】Do動詞の疑問文・否定文を逆の発想で考えてみる

こんにちは!
英語はもう既に習い始めてから20年以上が経過していますが、
未だに苦手なのが、

一般動詞の否定文・疑問文

です。

ずばり、do you~?や、do not…など、
平叙文(肯定文)の時には見かけなかったdoが急に登場するときです。

既にマスターされた方にとっては何のこともない構文だと思うのですが、
僕はいつも、特に疑問文を作るとき、首を傾げて頭をひねって文を作りだしています。とてもぎこちない感じがします。

疑問文と否定文の作り方がややこしいのは、上記のとおり、
平叙文に出てこないDoが急に現れるからで、
つまり、
疑問文と否定文を何か特殊なものと考えているからだと思いました。

そこで、敢えて逆に考えることにしました。
つまり
「疑問文と否定文の時はDoを加える」
ではなく、
「平叙文のときにはDoを省く」
と考えるようにすることにしたのです。

そもそもなぜ疑問文と否定文にDoを加えるのかについては、色々な説があるそうですが、ある説によると、

主語+動詞の語順を維持したい
(She likes applesの主⇒動の順番を維持したいので、Likes she apples?とはせず、Does she like apples?とする)
動詞+目的語の語順を維持したい
(She likes applesのように、動詞のすぐ後に目的語が来る順番を維持したいので、She likes not applesではなく、Sh does not like applesとする)

という理由から、Doを使うことが発展してきたそうです。

一方で、なぜ平叙文でDoを使わないかと言うと、
文を強調したいときにDoを使う、という使い方との差別化ができないから。

ですが、実際の英語はともかくとして、
自分の頭の中に補助線を一本引く感じで、
一般動詞の使い方を次のように考えることにしました。

【一般動詞の平叙文・否定文・疑問文の作り方】

●動詞の原形(辞書の見出し)に必ずDo/Does/Didをつける
(※)ただし、平叙文に限ってはDoを省略する形も存在し、こちらの方が一般的に用いられる

平叙文:
You do like apples. / She does like apples. / He did like apples.
否定文:
You do not like apples. / She does not like apples./He did not like apples.
疑問文:
Do you like apples? / Does she like apples? / Did he like apples?

※平叙文では、Doを省略し、次のようにも表現できる。動詞の活用に注意。
You like apples. / She likes apples. / He liked apples. 
 

いかがでしょうか?

Doを使わない方の数が少ないので(平叙文 VS 疑問文・否定文)、数の少ない方を例外として整理してみました。

「否定文・疑問文にはDoを足す」と考えるよりも、
「平叙文ではDoを抜く」と言うふうに考えた方が
分かりやすい気がします。

平叙文も本来はDoをつけるべきだ、と整理すれば、
一般動詞の疑問文・否定文の作り方はBe動詞や助動詞の場合と何ら変わらないことになります。

更に言えば、一般動詞の否定文・疑問文で使われるDoも助動詞の1つです。

英語の文法の中で、一般動詞がそれ自体だけで使われるのは、ほぼ

現在形と過去形の平叙文だけ

となるのです。
英語の動詞は殆どが助動詞やBe動詞と一緒に用いられ、
それ単独で用いられるのはむしろ少数派とも言えます。

もちろん、実際は、平叙文にはDoを「つけない」のがスタンダードなので、
上の考え方を初めて英語を学ぶ人に教えるのにはリスクがありますが、
頭の中を整理するには良いかなと思いました。

敢えて間違ったことを教えるのもどうかとは思うのですが、
頭の整理に使うものだから良いかな……と。
(余計に混乱するだけかもしれませんが…)

これでそろそろ一般動詞の文に悩まないようになれればと願っています。

(Bild von Наталия Когут auf Pixabay