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きかんしゃトーマスを英語で

こんにちは!
最近ちょっとYouTubeで「きかんしゃトーマス」の公式チャンネルで動画を見ています。

子供の頃に見ていたエピソードが多いので、話の筋が分かった状態で英語を聴くと、言っていることが結構分かって嬉しいです。

元々は子供向けの作品ですが、僕のリスニング力だと勉強になる点がまだまだ多いです。

聴きながら、よく耳にして気になった表現があって、調べてみるとイギリス英語の表現だった・・・というものがいくつかありましたので、今回はそれを紹介しようと思います。

1. be cross

この表現は、1回のエピソードでも1度は耳にするくらいによく出てきます。たぶん、トーマス頻出度ナンバー1の表現なんじゃないでしょうか。

それなのに、トーマス以外で今まで一度も聞いたことのない表現。

この表現を聴くときは、大抵誰かがムッとしたしかめ面をしています。

これは「怒る」という意味のイギリス英語だそうで、「cross」はこの場合形容詞になります。確かに今まで見た動画で一度も「angry」って言ってなかったなと・・・。

「~に対して怒る」と言いたいときは「be cross with」と「with」を使うそうです。

2.Bother!

これもしょっちゅう出てきます。トーマスも言うし、トップハムハット卿も使います。

この単語も機関車たちがイラっとした顔のときに吐くセリフですし、botherは「悩ませる」という動詞なので、何となく意味は分かるけれど、こういう使い方は初めて見ました。。。

これは、「ちぇっ!」に当たるイギリス英語だそうです。確かに、アメリカのドラマなら「Damn it!」とか言いそうなシーンで、淡白に「バザ!」と言っているな、と思いました。

ちなみに、「トップハムハット卿」は原作絵本と同じく「太っちょの局長(The fat controller)」と英語で言われています。

3.to puff

この単語もよく出てきます。機関車ならではの表現でしょうか。

「シュッと煙を吐く」という意味で、きかんしゃトーマスの場合、機関車が話す際に「said」の代わりに使われることが多いように感じました。

他にもトーマスならではの鉄道の単語を下記のとおりいくつか紹介します。

engine 機関車(蒸気機関車もディーゼル機関車も)
truck 貨車(きかんしゃトーマスに出てくるような蓋のない貨車)
coach 客車
break van ブレーキ車
driver 運転士
fireman 助手(機関助手)
guard 車掌 (米: conductor)
cause confusion and delay 混乱と遅れを起こす
dock 波止場
quarry 石切り場

最後になりますが、事故フラグのセリフとしてニコニコ動画等で取り上げられる「こりゃあうまいココアだぜぇ!」は、英語では単純に

 "This is good cocoa!"

でした。ディス・イズ・グッド・コゥコゥ、では、あっさりとしすぎていて、印象が違いますね。翻訳と声優の役割の重要さがよく分かりました。

【画像:Willgard Krause さま(Pixabay)】