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これは悪質な行為であり、決して商売ではない。

食の安心・安全を守る確固たる政策を。


NHKニュースを見ていると、まさに「空いた口が塞がらない」という出来事。それはこんなニュースです。

卸売業者から大手スーパーに対して「コメがあるが買いませんか」などという申し出がかなりの数出てきたという報告を受けている。

農水大臣

ご周知の通り、令和の米騒動によって我々日本人の主食である米の値段が高騰しています。

これを受けて、やっと、本当にやっとですが、政府が備蓄米21万トンを市場に放出する方針を示しました。

3月下旬から4月初めにはスーパーの店頭に並ぶようです。

まぁ、遅きに失した、まさに失政だとは思うものの、高騰した米の価格の下落につながることを期待したいですね。

備蓄米ということで味や品質面での心配もしている消費者もいるようですが、これは問題なさそうです。

その要因として、備蓄米はしっかりとした環境で保管されていることがあげられています。

さて、先ほど書いた「卸売業者から大手スーパーに対して『コメがあるが買いませんか』なる申し出がかなの数出てきた」という件です。

つまり、これは卸売業者が米の値上がりを期待して流通させていなかった、ということですよね?

驚きましたね。

米を投機の対象にしているということです。まさに、空いた口が塞がらないですよ。

政府が備蓄米21万トンを市場に放出すれば米の価格も下がるので、その前に売り払おうなんて・・スーパーさん、そんな卸売業者から絶対に買わないで下さいね。全くもって義憤。

しかも、中には建設会社の倉庫に保管してあったとか、JAより高値を提示して買い漁ったりとか・・調べて見ると、農家から買い取ったこれらの業者が他者へ販売する場合、20トン未満であれば届出不要とのことです。

法の目をかいくぐる悪質な行為ですよ。

しかも、こういった米こそ味や品質が懸念されます。

だって建設会社の倉庫ですよ?

米の保管に適しているのは15℃前後です。 理由は、この温度帯は害虫やカビの繁殖を抑制するということ。

また、避けるべき温度は25℃以上や5℃以下で、25℃以上の高温では虫やカビが発生しやすくなり、5℃以下の低温では米が劣化しやすくなるとか。

投機として米を扱う業者なんて、とてもじゃないけど、政府備蓄米のような保管は出来ていないでしょうからね。

繰り返しますが、これは悪質な行為であり、決して商売ではありませんからね。

お米を美味しく安心して食べられる、それを適正価格で。政治として食の安心・安全を守って頂きたいものです。


おまけの写真は出張先でのランチタイムより。熊本市内で見つけた天ぷら専門店ですが、とっても美味しかったですよ。お店の名前は・・すみません、覚えていません。苦笑

天ぷら専門店

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