オールドメディアの終焉!?YouTubeなどSNSが持つ力に驚愕。
自己責任で情報の真偽を見極める力が必要。
先日投開票のあった兵庫県知事の出直し選挙。その結果には驚いた人も多かったことでしょう。
発端となった文書告発問題は、自殺者も出ているだけに大きな社会問題となってメディアを賑わせました。
テレビや新聞といったメディアはパワハラやおねだり疑惑など、当時の現職知事(以下、知事)を一様に非難する内容だったと思います。
また、そういったメディア報道により、日本中から「知事失格」という批判に晒され、まさに知事は四面楚歌でもあったように感じます。
そんな知事に対して、県議会は不信任決議を全会一致で可決し、それを受けて、知事は県議会を解散することなく自らの失職を選び、そして出直し選挙で県民に信を問う形をとりました。
まぁ、不信任決議を全会一致で可決している県議会ですからね。しかも、メディアの論調をみても、当然、県議会が擁立する(支持する)候補者が勝つのだろうな、と思っていました。
さらに、その擁立した(支持した)候補者に対しては、県内29の市長でつくる市長会の有志22人が支持すると表明もしていました。(これは選挙の流れが変わってきてからの話しではありますが)
それにしても、県知事選挙に22人の市長が支持を表明するなんて聞いたこともありません。まさに異例の展開です。
でも、その出直し選挙の結果は皆さんご存知の通り、なんと知事が再選を果たす形となりました。
いやいや、投開票日の数日前から追い上げているだとか、拮抗しているだとか、逆転しただとか、そんな情報が流れてはいたものの、その結果を目の当たりにした時には驚きましたね。
ほんと、驚きましたけど・・「何に驚いたのか?」ということですね。はい、これこそが大事ですよ。
私は、SNSの持つ力に驚愕しました。
再選をはたした知事も「SNSはつながりや連帯をつくっていく面では大事だと強く感じた」と話していましたが、まさに大きな渦を巻き起こしていったのは、SNSの持つ力だと思います。
知事は失職後、駅前での辻立ちからのスタート。団体支持や政党支持もなく、本当に一人からのスタートでした。
選挙戦では他の候補者が知事に対して批判を展開する中、その知事は他候補者の批判をすることは一切なく、県政混乱のお詫びと、そして政策、改革の必要性を述べ続け・・そして、支援の輪が徐々に広がっていったのです。
その支援の輪を広げたのは、テレビや新聞ではなく、YouTube、SNSです。
まさに「一つの滴が大きな渦となる」という現象に、私は驚きました。
大手メディアに対する嫌悪感もあったのかも知れません。或いは、有権者の判断が政治による「安定」ではなく、政治による「改革」にあった、それが合致したのかも知れません。
とにかく、今後の選挙のやり方が変わる大きな契機となったと痛感します。「SNSは選挙に重大な影響を及ぼす」ということです。
インターネット選挙の光と影、そんな言葉も目にしますが、それが現代社会だということです。
テレビや新聞が「オールドメディア」と称され、YouTubeなどSNSが主流となる時代への転換期にあるのかも知れません。
だからこそ、情報の信憑性、真偽、そういった「見極め力」も求められることは言うまでもありません。
何が本当なのか?
何が真実なのか?
それはテレビや新聞、YouTubeなどSNS、そのいずれにも当てはまることです。
そうそう、少なくても匿名での疑わしい情報、偏った報道には安易に便乗しないことですね。それも「自己責任」という時代です。
おまけの写真は私の好物「ジャンボチョコモナカ」ですね。ほんと、このクオリティの高さには驚きですね。