横綱は頂点であって、同時に崖っぷちなんだ!
新しい横綱の誕生に期待を寄せて。
やはり・・と思ったのは、大相撲の横綱・照ノ富士が現役引退を発表したことです。
年齢だけ見ると33歳という若さ。
でも、大相撲を引退する年齢は平均31歳とも言われているだけに、現役力士としての寿命は長いものではありません。
照ノ富士と言えば、皆さんもご存知通り、平成27年(2015年)夏場所で初優勝を果たし、場所後に大関に昇進したものの、その後に両膝のけがなどで序二段まで転落してしまいました。
そこで引退も考えたそうですが、親方の説得を受け、そこから努力に努力を積み重ねて、見事な再起を果たしました。
ここ数年は一人横綱として相撲界をしっかりと支えてきたものの、最近では古傷を抱える両膝の痛みや持病の糖尿病などに苦しみ、本場所では思うような皆勤が出来ていませんでした。
3場所ぶりの出場となった今場所でしたが、初日、そして4日目に金星を与えて2敗目を喫し、その取り組み映像も目にしましたけど、力強さがなくなっていました。
残念ですが、限界だったのでしょうね。
本当にお疲れ様でした。
一人横綱として各界を支えてこられた責任感や重圧の重さは相当なものだったと思います。
はい、私も僭越ながら似たような境遇を痛感する場面もあるので、その責任感だとか重圧の重さはよく分かります。
特に横綱は番付を下げることがないので、引退しかないという厳しい立場でもあります。
「横綱は頂点であって、同時に崖っぷちなんだ」とは、千代の富士が残した言葉ですが、まさにその通りですね。
横綱は頂点であって、同時に崖っぷちなんだ!
繰り返しますが、照ノ富士には本当にお疲れ様でした、という気持ちです。
照ノ富士は日本国籍を取得しており、今後は部屋付き親方として後進の指導に当たるようです。
是非、素晴らしい力士を育て上げて欲しいですね。
そして次の各界を支える横綱としては、やはりモンゴル出身の大関豊昇龍が最有力なのでしょうね。
同じ大関で日本人力士の琴櫻や大の里にも期待したいところですが、今場所はかなり苦しい星取りとなっており、まだまだ横綱には遠いかな、という感じです。
いずれにしても、相撲界が盛り上がることを祈念するのみです。そのためにも、新しい横綱の誕生が待ち遠しいですね。
おまけの写真は曽於市にある「弥五郎まつり館」での一枚です。うん、デカい!笑