長い人生。甲子園で勝つことだけを目標にしてはならない。
「一人ひとりの可能性を広げる」リーダーはこの視点を持つこと!
今年の夏の甲子園で優勝したのは慶應義塾高校ですが、この野球部監督の指導方針を目にする機会に恵まれました。
「うん、なるほど。」と思わず頷いて共感したところも多かったので、備忘録兼ねて整理しておきますね。
その指導方針のベースにあるのが「選手を一人の人間として育てる」ということです。
確かに甲子園目指して、そこから大学野球、社会人野球、そして最終的にはプロ野球選手を目指して、という選手もいるでしょうが、それはほんの一握りですからね。全国見渡しても少人数なんです。
だからこそ、高校球児、いや高校生一人ひとりにとって甲子園出場はあくまでも人生の通過点、というか「貴重な経験」という人生財産でなければならない、という位置付けです。
従って、甲子園への出場権を得ること、甲子園で勝つことだけを目標にするのではなく、高校野球経験を通じて「人間として成長する」ことが大事なんです。
つまり、将来野球から離れた一人の社会人として活躍できる人材になってほしい、ということです。
そういう想いがあればこそ、野球の練習時間と勉強時間のバランスを重視させているものです。
言い換えると、一人ひとりの「可能性を広げる」という言葉になると思います。
一人ひとりの可能性を広げる!
所謂「野球バカ」で、人生の可能性を閉ざしてはならない、ということですね。
これはビジネスにおいても相通じる、大事なところだと思います。
リーダーは、この「一人ひとりの可能性を広げる」という視点を忘れることなくやって欲しいものです。
そして、今のビジネスの枠組みにとらわれることなく、様々な視点を持つことで既存のビジネスから新しいビジネスも派生してくるので、会社の可能性を広げることにも、しっかりと傾注して欲しいですね。
会社の可能性を広げる!
そういうことですね。