高卒認定試験を解説:令和4年度第1回の国語(漢文)
最低限必要な基礎知識
返り点:レ、一/二/三、上/中/下
反語:豈~也(あに~や)
読解のコツ
まず漢詩でいう対句っぽい表現になっている箇所をマークする。
テキトーに和訳すると…
ある人が言った「物書きってのは、博学やから類推して文章を作れるねんな。文章は外部から作ってて、必ずしも実際に持ってる才能と文章が一致してるとは限らん。それに気持ちを言葉の修飾にばっかり注いでて、根っこの核となる部分が無い。つまり道理の根幹部分などなーんも見てへん。せやから功労者となる者はほとんど居らん。有事の時に文人は我関せずで、功績を打ち建てた試しもない。ただ文筆の効果を向上させてるだけやわ。」
(もう1人が)言った。「そんなことあれへん。周の時代の物書きはみんな策略担当の家臣やし、漢の時代の自由に発言する人はみな、全体にわたって目をとおす役の人やった。なんで花や葉っぱが出てきたのを見て根っこの核となる部分が後押ししてないと言えるんや?んーなことあれへんわな、花や葉っぱは根っこの核となる部分がしっかり後押ししてるおかげで出て来てんるやろ?心の中で考えを巡らせ、竹の札を集めて文章を書いたら、気持ちはその言葉に表れる。(中略)書簡や文義が心に刺さってくるのは、博学者が上手いこと作ったからとか習熟者が上手いこと書いたからとか、そんなんだけと違うんやぞ。」
句法を初歩の初歩からオベンキョしたいなら…
コチラの本がオヌヌメ。イラスト入りで易しく説明されてる上に仮名がふってあるので小学校低学年でも読める。…たぶんw
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